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スラリータイプの金属水素化物に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60040067
研究種目

エネルギー特別研究(エネルギー)

配分区分補助金
研究機関東海大学

研究代表者

黄 燕清  東海大学, 工, 教授 (10055725)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード金属水素化物 / 微粉化 / スラリータイプ / スラリー化 / シリコンシーラント / 水素ガス放出速度 / 微粉体飛散防止
研究概要

研究目的 本研究では金属水素化物の微粉化は、防止しきれないことを前提条件とし、金属水素化物が使用中に微粉化した場合にもたされる多くの障害に対する対策研究を研究目的とする。
金属水素化物を有機溶媒でスラリー化し、固体金属水素化物が示した性能を劣下することなく微粉末の飛散と容器の変形破損を防止し、更に熱伝導率を向上しうるスラリータイプの金属水素化物の開発、若しくは、微粉化防止の対策方法として粉体をテフロン、シリコンシーラント、シリコンゴムで包む等の方法の効果を検討することを行った。
研究成果の概要
(1) 希土類合金系の水素化物をスラリータイプにすることを真空オイルの添加効果を調べた。その結果、少量の添加では水素吸収量の変化はないが吸収速度が若干低下した。
(2) 合金微粉体の飛散防止は、テフロン、シリコーンシーラント、シリコーンゴムシートでエンベロープ化する方法と、シーラントと混合することによりシート化し、無機物と有機物をハイブリド化した。その結果この方法では、微粉体の飛散防止では、充分に目的を達しうるが、耐久性や熱伝導性、水素ガス放出速度に問題がある。
(3) ハイブリッド方式により貯蔵される水素の利用形態は、従来の水素エネルギーシステムで予想されている方法とは全く異なる利用方法が考えられ、新しい応用分野へのブレークスルーにもなり得るものと考えられる。例えば、水素ガスの精製方法や、低圧の水素ガスの吸収貯蔵に適した水素吸蔵方式に発展できる可能性を持っている。
(4) シリコーンオイルと合金粉体を混合してスラリー化した試料は、微粉体の飛散を防ぐことには効果的であり、その効果も認められたが、大量使用の場合、オイル量の多少が水素化特性を大きく左右すると言う実験結果より、実用化へ向っては、さらに溶剤の研究が必要である。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Less-Common Metals. 101-459. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Less-Common Metals. 103-103. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 九州東海大学紀要. (1982)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 九州東海大学紀要. (1982)Proceeding of Hydrogen Produced From Re-newable.Frorida,U.S.A.

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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