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冬季積雪データ利用による渇水期の水資源エネルギーの最適管理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60045104
研究種目

エネルギー特別研究(エネルギー)

配分区分補助金
研究機関金沢工業大学

研究代表者

川田 剛之  金沢工業大学, 工, 教授 (70104768)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1985年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード水資源エネルギー / 積雪データ / Landsat衛星 / 雪線退後速度 / 融雪水量解析 / ハイドログラフ
研究概要

Landsat衛星によって観測される地球表面画像は各種の幾何学的歪を持っている。 この歪の除去の為まずシステム補正、次に地上基準点を用いたGCP補正を行なった。 これらの補正により国土地理院発行の2万5千分の1の地形図との位置誤差を1画素以下にした。幾何学的歪補正をしたLandsat画像データをスペクトラル空間において教師有り分類法により、積雪領域と無積雪領域に分離を行なった。地形図より流域の100m毎の等高線図を作成し、これとLandsatの分類図とを重ね合せる事を行い標高100m毎の積雪分布比率を時系列で計算する。 本研究は犀川ダム流域を対象に、1981年3月19日、4月24日、6月17日の3シーンのLandsat画像データの解析を行なった。 前述の前処理により犀川ダム流域の融雪期における積雪面積の後退速度を算定した。 次に融雪流出モデルとしてMartinecモデルを仮定し、上記の雪線後退速度、実測雪密度データ、気温及び降水量データ等を入力し、犀川ダムへの流入水量のシミュレーションを行なった。実測流入量とシミュレーション水量との比較結果は、ハイドログラフ(1月から11月)において少数のピーク値では不一致が見られたが、この点を除けば、Nash-sutcliffeの評価基準で92%と良く合い、Landsat画像データを利用すれば、ダムへの流入水量のシミュレーションは高精度で出来る事が本研究で示された。 実測総流入水量は2842【m^3】/secで、シミュレーションされた総流入水量は2683【m^3】/secであり、その誤差は5.6%であった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 写真測量学会講演論文集. 83-86. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 日本リモートセンシング学会第5回講演論文集. 161-162. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Proc.of 18th Intl.Synp.of Remote Sens.3-1775. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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