• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

14MeV中性子による核融合材原子ノックオンスペクトルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 60050041
研究種目

エネルギー特別研究(核融合)

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

高橋 亮人  大阪大学, 工, 助教授 (50029112)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード14MeV中性子 / はじき出し損傷 / 核融合 / 核分裂相関則 / 二重微分原子ノックオンデータ / DPA / 損傷エネルギー / リンドハードモデル / 損傷シュミレーション / 前方カスケード
研究概要

核融合炉の開発にあたっては、14MeV中性子による原子はじき出しとガス生成による炉材料の損傷が重大問題となっている。 高フルエンスである炉条件を模疑出来る大出力14MeV中性子源が存在しない現在、原子炉による照射実験を利用せざるを得ないが、その場合、核融合炉と核分裂炉との間の損傷相関則を明らかにする必要がある。
本研究においては、損傷相関則を得るための理論計算コードシステムを開発することを目的としている。 従来の研究により、中性子核反応データがかなり良い精度で整備されてきたので、これをもとにして原子ノックオンスペクトルを二重微分断面積データとして材料毎に与える計算コード(PKAS)をまず作成した。 二重微分PKAデータは、原子はじき出しとガス生成及び核発熱の最も基本となるデータであるが、その利用に注目したのは本研究と米国LANLのものが初めてで、今後重要性が増大すると思われる。 本計算コードによる解析から、原子はじき出しは殆んど前方向に生ずることが明らかにされた。次にリンドハードの原子衝突モデルに基いて、損傷エネルギーとDPAを計算するコード(DPAS)を開発した。 更にこのモデルの妥当性をテストし、混成元素材料の解析に適用出来るようにするため、はじき出しシュミレーションコード(RUCAS)を開発中である。 今年度は、PKAS,DPAS,RUCASの三つのコードを用いて、トランジスタ(Si)、アルミナ(【Al_2】【O_3】)及びSVS(Fe,Cr,Ni)について、はじき出し損傷の解析を行った。 その結果、はじき出し数(DPA)は普通用いられている理論(キンチンピースモデル)より大巾に少くなること、はじき出しカスケードは前方への線状分布となることが明らかとされた。 損傷相関係数は今のところ1.6〜1.7程度を与えているが、今後結晶効果や原子化学結合による非弾性散乱をとり入れてのコードの改良が必要である。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原子力学会S60分科会. 第一分冊C-41. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi