研究課題/領域番号 |
60055040
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研究種目 |
エネルギー特別研究(核融合)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
野口 晃 慶応義塾大学, 理工, 助教授 (90051648)
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研究期間 (年度) |
1985
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研究課題ステータス |
完了 (1985年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1985年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 電子ビーム / HF化学レーザー / エキシマレーザー / 核融合用エネルギードライバー / レーザー増幅器 / ICF |
研究概要 |
本年度はICFエネルギードライバーの実用化のための両レーザーの増幅特性の評価および比較を目的にして研究を実施し、以下の研究成果を得た。 1. 斜方向電子ビーム励起レーザー管を用いて、拡大率M=5の共焦点型不安定共振器で発振器を構成し、モード形成の時間的振舞いを実験的・理論的に明らかにした。KrFレーザーの場合、共振器1往復毎に【M^(-2)】に比例して回折角が減少することが実験的に明らかになり、40nsのパルスで0.6mradの回折角まで減少させることができた。HFレーザーでも同様の結果が得られた。 2. 構方向励起レーザー管のレーザー媒質の一部を発振器に、一部を増幅器にして単一パルスでの増幅実験を実施した。 3. 2.の実験で、KrFレーザー媒質については、我々の提案した Kr/【F_2】混合ガスと高濃度Kr混合ガス、通常の混合ガスの3ケースについて増幅特性を測定し、Kr/【F_2】および高濃度Kr混合ガスが増幅器媒質としても優れていることが判明した。 4. 大強度レーザーパルスの増幅特性を説明できるレーザー増幅器モデルを構築した。 5. HFレーザーについては、中性反応のみでなく、イオン化学反応もHFポンピング反応に寄与している可能性がでてきた。
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