研究課題/領域番号 |
60065004
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡本 宏 東北大学, 医学部, 教授 (60025632)
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研究分担者 |
山本 博 東北大学, 医学部, 助教授 (00115198)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
223,000千円 (直接経費: 223,000千円)
1989年度: 23,000千円 (直接経費: 23,000千円)
1988年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
1987年度: 21,000千円 (直接経費: 21,000千円)
1986年度: 79,000千円 (直接経費: 79,000千円)
1985年度: 81,000千円 (直接経費: 81,000千円)
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キーワード | VIP遺伝子 / Cyclic AMP@Phorbol Ester-Responsive Element / ペプチドC末端α-アミド化酵素 / Pancreatic Polypeptide遺伝子 / モザイク進化 / rig(Rat Insulinoma Gene) / reg(Regenerating Gene) / 膵ランゲルハンス島β細胞 / cyclic AMP@phorbol ester-responsive element結合因子 / ペプチドC末端αーアミド化酵素 / reg遺伝子 / rig遺伝子 / pancreatic stone protein / pancreatic thread protein / 酸素添加酵素 / cyclic AMP@phorbol ester-responsive element / rig / housekeeping gene / oncogene / reg / インスリーノーマ遺伝子 / アンチセンスオリゴヌクレオチド / nuclear oncogene / 再生膵B細胞 / pancreatic polypeptide / TATA box / プロモーター / prepro VIP mRNA / rig(rat insulinoma gene) / インスリノーマ / 種間保存 / genomic ライブラリー / VIP / PHM-27遺伝子 / インスリン / PHM-27mRNA / 膵B細胞腫 / Phorbol esters / Vasoactive Intestinal Peptide(VIP) |
研究概要 |
1.(1)ヒトVIP遺伝子の全構造を決定した。(2)ヒトVIP遺伝子が第6染色体q26→27に局在することを明らかにした。(3)VIP遺伝子の転写がcyclic AMPとphorbol esterで誘導されることを見出し、また、この誘導に必要なシスエレメントとシランス作用因子を同定した。(4)VIP生合成の最終段階であるC末端アミド化を触媒する酵素(“α-アミド化酵素")をラット脳、ウマ血清から精製し、アミド化の中間体を同定した。(5)VIP同様C末端がアミド化されているPancratic PolypeptideのcDNAおよび遺伝子の構造を明らかにし、“モザイク進化"という遺伝子進化の新機序を提唱した。 2.(1)ラットインスリン産生腫瘍(インスリノーマ)cDNAライブラリーから145アミノ酸の蛋白をコードする新しい遺伝子を分離し、rig(rat insulinoma gene)と命名した。(2)rigはインスリノーマのみならず種々のヒト腫瘍や正常細胞の増殖期でも発現していることを見出した。(3)ヒトゲノムにおけるrig多重遺伝子群の構造と発現rig遺伝子の全構造を明らかにした。(4)rig遺伝子の産物であるrig蛋白がS期に核に集積することやrig mRNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドを細胞に注入するとDNA合成が阻害されたことから、rigは細胞増殖とくにDNA複製に関係していることが考えられた。(5)ラット再生膵島cDNAライブラリーから、165アミノ酸の分泌性蛋白をコードしインスリン産生β細胞の再生増殖期に発現する新しい遺伝子を分離し、reg(regenerating gene)と命名した。(6)ヒトreg cDNAおよび遺伝子を単離して構造を決定した。(7)rig・reg遺伝子を大腸菌・yeastで発現させてrig蛋白・reg蛋白を大量精製し、reg蛋白についてはその高次構造を明らかにした。
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