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DNAの改変による形質発現の変化

研究課題

研究課題/領域番号 60106004
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

今井 六雄  京都大学, ウ研, 助教授 (30027312)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
17,800千円 (直接経費: 17,800千円)
1985年度: 17,800千円 (直接経費: 17,800千円)
キーワードDNA / プラスミドベクター / 制限酵素 / ポリヌクレオチド化学合成 / 蛋白質生合成 / 遺伝子発現調節
研究概要

本研究は【◯!1】DNAの塩基配列改変の基礎技術の確立【◯!2】その適用による遺伝子構造の系統的改変と発現機構の解析【◯!3】これら遺伝子燥作法に基づく応用研究の開発について以下の研究業績を挙げた。(1)遺伝子の発現制御領域を化学合成する際固相トリエステル法に比較的長鎖のオリゴヌクレオチドを用いることにより、大腸菌プロモーター等の生成効率を昇げた(大塚)。(2)同様の方法でシビレエイ(【Na^+】+【K^+】)ATPaseのサブユニット、網膜のTransducin蛋白のサブユニット等数種に対応するcDNAクローニングのためのprobeを合成した(広瀬)。(3)プロモーターの機能がDNAのZ型立体構造により受ける影響を、人工プロモーターを合成して調べRNAポリメラーゼ結合部位がZ型になると転写活性に顯著な効果がもたらされることが判った(高浪) (4)DNA改変技術により作製したPromoter-Terminator検定ベクターを用い大腸菌染色体複製起点の転写を調べ、DNA複製能と密接に関連する微弱転写を検出し、これがdnaA産物により影響されることを見出した(今井)。(5)大腸菌細胞周期で消長する蛋白質の合成を調節するdivE、dnaJ遺伝子の機能解析を行い、dnaJがCRP蛋白の合成に関与していることを見出しその多重調節の可能性を示唆した。divE機能についても解析中である(大木)。(6)大腸菌細胞分裂の最終段階である細胞狹窄を支配する遺伝子ftsの変異株を多数分離しその解析を行った(西村行)。(7)Drosophilaのコピア様因子数種について、その複製・転移機構の解析を行い、すべて逆転写酵素様遺伝子が存在すること、逆転写開始にプライマーtRNAを要求することを見出し、レトロウイルス複製機構との同一性を示唆した(西郷)。(8)ヒトがん遺伝子cmycの産物蛋白質の大腸菌による生合成を、DNA改変技法を用いて行い、C-H-ras(別種がん遺伝子)産物との融合蛋白として合成した後、特殊なプロチアーゼ処理によりC-myc産物を分離する方法でその生合成に成功した(西村暹)。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Nucleic Acids Res.13-11. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Gene. 38. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Biological Chem.260-5. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Nature. 313-6001. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Nature. 315-6022. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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