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糖鎖の結合とその修飾

研究課題

研究課題/領域番号 60114006
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

池中 徳治  大阪大学, 理, 教授 (20028088)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
1985年度: 18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
キーワード糖鎖構造 / 糖タンパク質 / 糖鎖プロセシング / アスパラギン結合糖鎖 / リソソーム / 糖鎖抗原性
研究概要

生体中での糖タンパク質中の糖鎖の役割を解明するため、糖鎖の結合とそのプロセシングについて、研究計画に基づき研究を行い、下記の成果を得た。
1.高速液体クロマトグラフィーを用いた糖鎖蛍光微量分析法、およびNMRを応用し、ヒト補体【C_3】 および、オオゴチョウトリプシンインヒビターの糖鎖構造を解明した。
2.マウス由来のK46細胞の培養上清よりIa抗原を精製し、その性質を調べ、膜のIa抗原との比較研究を行った。
3.網膜の光受容体細胞のレチノール結合蛋白質中に新しい型の、フコースを含む混成型糖鎖を見い出した。
4,ラット肝細胞の細胞膜に存在するシアリダーゼについて検討した結果、基質特異性を異にする少なくとも2種類のシアリダーゼが 存在することを明らかにした。一方は、おもにリソソーム膜に、他方は、おもに形質膜に局在していた。
5.マウス初期胚とテラトカルシノーマ幹細胞のフコース含有糖タンパク質の二つの糖鎖構造(H構造,X構造)の発生過程における消長を、フコース結合レクチンを用いて消長を明らかにした。また、X構造と反応するモノクロナル抗体を作成した。
6,ムコリピドーシス【II】と正常細胞のリソゾーム酵素の糖鎖構造を、レクチンカラムを利用して調べ、正常では大部分が高マンノース型糖鎖を有していたが、ムコリピドーシス【II】では、複合型であることを見つけた。
7.ラット肝粗面小胞体および培養肝細胞より、マンナン結合タンパク質の内在性リガンドを同定し、マンナン結合タンパク質が、糖タンパク質の生合成中間体の細胞内輸送に関与していることを支持するデータを得た。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Biochim.Biophys.Acta. 838-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Biol.Chem.261-2. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Biol.Chem.260-11. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Arch.Biochem.Biophys.241-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Develop.Biol.110-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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