• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

情報変換分子の静的及び動的微細構造

研究課題

研究課題/領域番号 60115003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

塚原 保夫  東北大学, 国立大(その他), 教授 (60004587)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
1985年度: 26,000千円 (直接経費: 26,000千円)
キーワード受容分子 / 分子構造変化 / 活性化 / 視物質 / 発色団
研究概要

本年度の研究成果を、刺激受容部に関するものから、分子間相互作用に関するものへと要約する。 小林・鈴木(英):ロドプシンのピコ秒時間領域での反応初期過程においていくつかの反応回路がある。一方、光吸収直後の励起状態及びそれが結合距離変化を引き起こしたものを区別し、光異性化が、これら二つの励起状態間の非断熱遷移であることを示唆した。 前田・北川・折井:【H^+】ポンプ機構を持つバクテリオロドプシンのpk9のアミノ酸残基を同定しこれが情報を伝達する機構に影響することを明かにした。またチトクロム酸化酵素では、【H^+】ポンプと電子移動のカップリングに鉄-ヒスチジン結合が関与する可能性および、pkが中性付近である解離基の分子内電子移動過程への寄与が示唆された。 鬼頭・鈴木(龍):ロドプシン発色団レチノイドを、オキシム誘導体または直接抽出によって定量する方法を確立した。甲殻類では、視物質は暗黒中でも代謝が進み、11-cisレチナールは、11-cisVAエステルから補給されていることが示唆された。 谷村・塚原・藤:ショウジョウバエの、三種の光受容分子の発色団はすべて3-ヒドロキシレチナールである。モノクローン郁体を作成し、R1-6とR7-8ではオプシンが免疫学的に異なることを示唆した。また、視物質が存在する微絨毛の内部に13nmの間隔で側枝を出す芯フィラメントが確認された。 猪飼:ロドプシン再生時の、GTPアーゼ活性化能が燐酸化によって制御されているかどうかを検討するため、ロドプシンキナーゼおよびホスホロドプシンフォスファターゼの精製を試み、両活性を分離することが出来た。 大西:裏打ちタンパク質によるバンド3のlateral motionの制御機構についてモデルを提出した。 小坂:ペプチドとGABAが同一ニューロンに含有されていることが明かとなった。 物井:界面に微細なポケットが存在するとその内部では電気的相互作用が条件により著しく増大または減少することが判明した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Appl.Ent.Zool.20. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] B.B.A.818. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biochem.24-10. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biochem.25. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biochim.Biophys.Acta. 832-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi