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疼痛のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 60117003
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

高倉 公朋  東京大学, 医, 教授 (90109984)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
22,200千円 (直接経費: 22,200千円)
1985年度: 22,200千円 (直接経費: 22,200千円)
キーワード疼痛 / 除痛 / サブスタンスP / β-エンドルフィン / 5-HT系
研究概要

疼痛伝達に関与するペプチドに関し、家兎腰髄後角の局所潅流法を用い、Substance P(SP)の遊離に対して下行性Noradrenaline神経系がTonicに抑制をかけ、Morphineにより、その抑制が増強されることを示した。ラットの摘出脊髄一尾標本にて、Capsaicinによる電位の記録と、これに対する薬物の影響を調べ、この電位発生にSPが関与している可能性を示した。歯痛伝達における下行性抑制系は主として5-HT系であり、脊髄後角において、この系とSPが疼痛制御を行っている可能性を示した。室傍核の、CRF/PRF分泌細胞が侵害受容器と循環系受容器より興奮性シナプス入力を受けているらしいことを示した。疼痛の求心路として侵害刺激伝導路のサルの視床内分布を調べ、被殻領域に侵害受容及び広作動域ニューロンが整然として分布しており、さらにこれらにおける内臓求心性線維と侵害受容性皮膚神経線維の収束を示した。ラット脊髄において肢刺激により下行性に駆動される抑制性電位の生成に関与する伝導経路について調べた。視床痛の患者の臨床像、CT.PET及び視床の電気的活動を調べ、この疼痛が視床腹外後側部の小さな病変と関連し、かつ視床に機能低下があることを示した。頑痛症に対する後部視床下部手術法の治療成績を調べた。髄液中のβ-endorphinの測定を行い、除痛効果との関連を調べた。ラットの脊髄後根切断後の疼痛の発現の観察と脊髄後角細胞の活動を調べ、これに対する中枢及び脊髄刺激の影響について検討した。各種ニューロパチー、スモンに伴う疼痛について、弾性ストッキングの効果を調べた。大径神経刺激による脊髄レベルでの抑制が示唆された。スモンの疼痛について他症状との関連を調べた。キノホルム中毒ラットの中枢神経各部のモノアミンやペプチドの変化を調べた。痛みの測定に関し、一次痛刺激のための皮膚刺激電極の研究と、痛みの定量的記述のための研究を行った。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Neuro med-chir. 24-7. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J Physiol. 361. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Brain Res. 295-1. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Brain Res. 326. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J Neurophysiol. 53. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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