総括班は、本特定研究の立案、各柱問の交流、及び成果の総括を行う。この目的に沿って、第2年度は、6月、10月、61年2月の3回の総括班会議において、班活動と研究成果のまとめを、それぞれの中心課題として討議を行った。又、昭和62年度より発足する重点領域研究申請のための立案と計画班の検討を目的として、61年2月末日に第4回総括班会議が計画されている。 昭和59年度の研究成果の評価のため、7月25日に評価委員会を開催し、豊島総括班長、橋本班員より進捗状況の説明と資料の提出を行い初年度としては概ねよく進めているとの評価を得た。 8月2日には、研究代表者会議を開催し、各代表者よりの研究進捗状況説明によって、全体の交流をはかった。さらに、各柱においては、10月以降にそれぞれの柱会議を開催し、柱内における研究交流をはかった。又、柱1においては、厚生省「対がん10ヵ年」研究の柱1との合同柱会議により、具体的な研究成果の交流をはかった。又、シンポジウムについては、がん特と合同で2月に研究成果を発表する公開シンポジウムをもった。本年度は、「バイオがん」から、3題の話題提供を行った。 研究支緩活動としては、昨年度に引つづきオリゴ又クレオチドの供給を行い、本年度は具体的な成果も得られはじめた。他に、研究上の緊急な必要性から、吉田班員、浜岡班員、渋谷班員に備品を供給した。 出版としては、ガんバイオサイエンスニュースにおけるミニレビューに加えて、本年度よりは海外派遺の先進国交流についての投稿を加えた。1、2号は発行済で、現在3号を編集中である。又、年度末には研究成果をまとめて発行する予定である。
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