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カルシウムイオン受容タン白質の化学構築

研究課題

研究課題/領域番号 60123001
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関北海道大学

研究代表者

八木 康一  北海道大学, 理, 教授 (90000728)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
1985年度: 12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
キーワードカルモデユリン / トロポニン / カルシウム受容蛋白 / 蛋白のNMR
研究概要

【I】.カルシウムイオン受容タン白質の構造
テトラヒメナ・ミドリムシ・小麦胚芽・鮭筋肉・ナマコ・電気ウナギ・パン酵母からカルモデユリンを分離・精製し、それらの一次構造を決定した。 ナマコと電気ウナギのカルモデユリンにはイソ蛋白質の存在がみとめられた。分裂酵母のものでは極めて高いホモロジーが特徴的である。(戸田) アオゴカイの筋肉に存在するカルシウムイオン結合蛋白質には3種類あることが、一次構造研究によってみいだされた。 これらの生理活性は現在検討中である。 ザリガニ筋肉のトロポニンCもC【I】とC【II】の2種類分離されたが、両者の一次構造決定はほゞ完成した。 テトラヒメナの1万の分子量をもつカルシウムイオン結合タン白質には、前駆体が存在するらしいので、この点を確める実験をすすめている。(高木) ホタテ精巣カルモデユリン・ウサギ骨格筋トロポニンCの高分解能NMRによる構造研究をおこなった。トロポニンCはNMR測定にたえる高濃度ではSS結合をつくリダイマーになる。DTTなどを加えモノマーの状態で測定する条件を確立した。 二次元NMRを応用、アミノ酸の帰属をすすめている。(引地)
【II】.カルシウムイオン受容タン白質と生理活性
骨格筋ミオフィブリルをCyDTA処理することによって、トロポニンCだけを選択的に除去することに成功し、この方法を確立した。 このようにして調製したミオフィブリルを試料にして、骨格筋と心筋のトロポニンCを比較した。(大槻) 粘菌Physarumからミオシンを分離した。さらに1.4万の蛋白質を分離したが、カルシウム結合力をしめし、アチチソ-ミオシン系ATPase活性を阻害した。(小浜)カルモデユリンを半分に切断してえたNドメインとCドメインは、いづめも酵素活性化能を失っていることがあきらかになった。(八木)

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] J.Biochem.98-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biomed.Res.6-4. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Science. 299. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biochemistry. 23-18. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] J.Biochem.98-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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