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細胞育種と細胞融合

研究課題

研究課題/領域番号 60125005
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

山田 康之  京都大学, 農, 教授 (50026415)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
25,600千円 (直接経費: 25,600千円)
1985年度: 25,600千円 (直接経費: 25,600千円)
キーワード細胞育種 / 細胞融合 / 植物細胞培養 / 細胞選抜 / マイクロインジェクション / 雑種細胞 / プリッキング
研究概要

本研究班は以下の点について成果をあげることができた。
(1)細胞レベルにおける遺伝特性の解析と選抜に関する研究西はニンジン細胞を変異原処理し、色素含量の異なる多数の細胞株を得た。また選抜細胞間の融合を試み、細胞の遺伝的背景について検討した。児玉はタバコなどの細胞培養濾液中に細胞分列を促進する物質があることを見出し、精製して比較的低分子の熱に安定な活性因子を得た。田中はハプロパプスの苗条原基をコルヒチンで処理すると、四倍性細胞が高頻度で出現すること、またこの細胞から四倍体植物や混数性植物体が得られることを示した。小林は核分列に異常をもたらす物質に注目し、アルファルファのカルス化、カルスの増殖、再分化におけるコルヒチンの効果を調べた。千田はプロトプラスト表層の性質を細胞電気泳動法などで調べた。また誘電泳動焦点法による電気融合法開発の基礎的研究を行った。駒嶺はニンジン細胞を用い、単細胞が不定胚を形成する条件を調べ、不定胚分化が始まる初期段階の細胞学的変化や核酸の合成活性を調べた。
(2)細胞融合、核注入などによる雑種細胞育成に関する研究
山田はマイクロインジェクションの装置を開発し、細胞内の核へ外来のDNAを直接導入する試みに成功した。古沢はプリッキング法で効率よくウィルスDNAをプロトプラスト内へ注入することに成功した。またマイクロインジエクション法の開発も試みた。竹内はイネ科作物の継代培養細胞および芽生えの葉よりプロトプラストを分離し、細胞融合の条件を検討した。足立は突然変異の遺伝子に注目し、その相補性を利用して、雑種細胞を選別することを試みた。また異属間のプロトプラスト融合、培養も試みた。小野は苔類の半数体細胞、シャクヤクの花粒由来の半数体細胞を用い、各種の耐性株を作出して、雑種の選別に用いる可能性を検討した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Plant Cell Physiol.26-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Agric.Biol.Chem.49-5. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Jpn.J.Genet.58-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Plant Cell Physiol.26-4. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Plant Cell Physiol.26-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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