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神経活性物質の生成と存在様式

研究課題

研究課題/領域番号 60126004
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

塩谷 弥兵衛  大阪大学, 医, 教授 (60028347)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
1985年度: 15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
キーワード神経ペプタイド / カテコールアミン / セロトニン / ヒスタミン / アセチルコリン / 生合成 / 免疫組織化学
研究概要

神経活性物質の免疫組織化学的研究の結果、CGRPは体性運動神経核でアセチルコリンと、知覚神経節ではSPと、小脳プルキン工細胞ではGABAと共存した(塩谷)。一方GRFは視床下部弓状核の腹外側部の細胞に含まれ、ドーパミン、ニューロテンシンと共存した(井端)。また下垂体後葉では、オキシトシンとエンケファリン、正中隆起外層ではCRFとバゾプレッシン、CRFとエンケファリン、バゾプレッシンとエンケファリンの同一顆粒内共存が証明された(大黒)。またヒトの視床下部弓状核において、ソマトスタチンとNPYが共存した(長村)。一方SPおよびブラデイキニン前駆体蛋白の2種類のmRNAの解析から、それらの生成が組織特異的にRNAスプラインシングの段階で調節されることが判明した(喜多村)。またロイモルフインを脳室内に投与すると、飲水行動の抑制と摂食行動の増強がおこった(井村)。次に神経活性物質の生成に関しては、カテコールアミンとセロトニン生合成系の2つのモノオキシゲナーゼに共通の補酵素であるテトラヒドロビオプテリンについて、生合成の初段階であるGTPシクロヒドラーゼIの高感度活性測定法を開発した(永津)。また副腎髄質浮遊細胞系を用い、プロテインキナーゼCが、チロシンからのカテコールアミン生合成系を調節することを示した(岡)。ヒスタミンに関しては、乳頭体付近にヒスタミンニューロンがあり、前庭神経核にも投射することから、動茉病の動物モデルを開発し、その視床下部および橋・延髄のヒスタミン含量が有意に増加することを確かめた(和田)。またビタミン【B_1】欠乏により誘発されるラットのmuricideが脳内ヒスタミン量の増加および減少をおこす種々の薬物によって抑制されたことから、ヒスタミン神経系の関与が示唆された(小倉)。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Cho,H.J.: J.Comp.Neurol.218-1. (1983)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Kawai,Y.: Brain Res.297-1. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Yamano,M.: Brain Res.336-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Ibata,Y.: Brain Res.341-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Imura,H.: J.Endocrinol.Invest.6-2. (1983)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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