研究概要 |
昭和60年度における調査研究の実績は以下のとおりである。 60年7月 特定研究「多元知識情報」の主メンバーと日米科学技術協力の分野について討論を行った。また、米国側責任者であるスタンフォード大学言語情報センタ(CSLI)のStanley Peters教授と連絡をとり、CSLIを訪問することにした。 60年8月 福村(名大)と長尾(京大)がCSLIを訪問して情報を交換し、とりあえず考えられる研究分野について討論するとともに、米国における科学研究助成金の申請状況等の情報を入手した。 60年9月 Stanley教授より書面で、次の課題の提案があった。 (1) Anaphora Resolution in Discourse (2) Information Flow in Natural Language Processors (3) Declarative Languages for Computation 60年9月 国内第1回の研究集会を開き、米側案をもとに討論を行い、日本側から提案する話題のあらましを決め、詳細の検討は、各委員が持ち帰ることにした。 60年12月 国内第2回の研究集会を開催し、当方からの話題提供分野として、(1)Language and Computation,(2)Natural Language Processing,(3) Language and Knowledge Information Processing, (4) Education of Engineeringを提案することにした。 61年3月 上記の日本案にとくに異論はないという米側の意見をふまえ、最終的に、(1)自然言語処理(含機械翻訳)、(2)知識情報処理と言語、(3)論理とプログラミング、(4)プログラミングパラダイムについて、日米側の現状をサーベイすることにした。
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