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神経系の発生と遺伝

研究課題

研究課題/領域番号 60129040
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

堀田 凱樹  東京大学 (30010036)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
60,000千円 (直接経費: 60,000千円)
1985年度: 60,000千円 (直接経費: 60,000千円)
キーワード脳 / 神経 / 発生と分化 / 遺伝子クローニング / モノクローン抗体 / 行動突然変異
研究概要

本研究の第一目標は新しい分子生物学・特に遺伝子クローニングの技術を応用して神経系の発生・遺伝過程を解明することである。実際、この3年間に、出口・堀田・御子柴・名取・堀田など従来から神経系などの研究を行ってきたものが、分子遺伝関係の協同研究者の協力を得ながらクローニング設備の充実をはたして神経系への応用を開始した。一方、藤田・藤沢・堀田・御子柴・大日方・高橋(国)・谷村・吉岡などはモノクローン抗体を用いた研究を開始し、神経系の特定ニューロン等に局在する興味深い抗原分子の同定に成功した。また、沼はアセチルコリン受容体・ナトリウムチャンネル・トランスデューシンなど神経系における重要な分子についてのクローニングをさらに発展させ、特に人工的に改変した遺伝子をアフリカツメガエルの卵において発現させ、単一チャンネル記録法などを用いて受容体分子内の詳細な機能地図を作成することに成功した。これらのDNAをプローブとして遺伝実験が可能なショウジョウバエの当該遺伝子のクローニングが堀田のもとで行われている。クローニング実験は、モノクローン抗体法で見出された多くの興味深い分子についても、今後の協同研究の継続によって次々と発展していくことが期待できる。また堀田は広沢・吉岡・藤田・岡田・名取・谷村らと協力してショウジョウバエの神経系遺伝子クローニングに必要な技術開発を行った。特にトランスポゾンP因子を用いた染色体への遺伝子再導入法、P因子を用いて挿入変異をおこしてクローニングする技術の導入をおこなった。その結果、飛翔不能突然変異・特にアクチン変異・ミオシン変異の解析が分子レベルで詳細に行われた。また視細胞機能異常変異の中からイノシトールリン脂質代謝遺伝子を見出し、神経系における脂質代謝の遺伝学というユニークな展開もみられた。

報告書

(1件)
  • 1985 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] EMBO J.4-7. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] J.BIOCHEM.98-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] BIOCH.BIOPH.RES.COMMUN.132-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] CELL. 44-2. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] J.BIOCHEM.97-4. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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