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大型貨物自動車の事故防止対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60209005
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関幾徳工業大学

研究代表者

安部 正人  幾徳工業大学, 工, 助教授 (30139696)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1985年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード車両運動 / セミトレラー / 模型実験 / コンピュータシミュレーション / 横転 / ジャックナイフ現象 / アンダステア / オーバステア
研究概要

59年度科研費補助金を受けて行われた昨年度の研究のうえに、本年度は対象とする車種をセミトレラーとし、積載条件や道路環境条件により、車両の運動力学的な性質がいかに大きく変動するか、それがどのように事故を誘うことになるかを検討した。
セミトレラーの力学的な性質には独特なものがあることが知られている。そこでまず、相似則のもとに力学的に実車と等価な模型車両を設計製作し、この車両を用いて基本的な車両の運動性能を検討した。とりわけ、積荷の重心位置によって、アンダステア・オーバステアがどのように変化するかを調べる一方、車両横転の限界なども検討した
以上の模型実験の結果をふまえ、さらに巾広く積載条件や道路環境条件の影響を検討するために、セミトレラーの運動力学モデルをつくり、運動をコンピュータを用い数値的にシミュレートするための計算機プログラムを開発した。これにより、種々のハンドルとブレーキ操作に対する車両運動が再現され、昨年同様これをグラフィック出力して、運動を理解しやすいような工夫もなされた。
このコンピュータシミュレーションにより、どのような積載条件でどのような道路条件のときに、運転者の操作に対して、不測の運動つまり横転やジャックナイフ現象に陥る可能性があるかが明らかとなった。
以上の研究により、現実の事故発生の積載条件、道路条件上での要因が明らかとなり、運動者があらかじめ条件に応じた運転ができるような知識が得られ、具体的な事故防止に貢献できる資料を得ることができた。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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