• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

包括表現データから知識抽出による反応設計支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 60210002
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

藤原 譲  筑波大学, 電情, 教授 (40110473)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード包括表現 / 知識抽出 / 知識獲得 / 反応設計 / エキスパートシステム / 進化型データモデル / 意味構造 / データ知識ベース
研究概要

1.反応設計支援システムの基本的手法
エキスパートシステムにおける最大の問題は知識の獲得である。本研究は反応データベースから知識を自動抽出することによる方法を基本としている。反データは個別の外延データと、包括的,内包データのレベルが複雑に階層化されているので、データベースの設計が従来の方法では困難であった。本研究ではこのような識別レベルの変動に耐えられるとともに、システムがデータを管理できるために次のような構成とした。データ記述は操作し易い関係形式を拡張して入れ子関係を許すものとする。関係間および属性間の意味的関係はフレームとして記述する。概念および用語とその定義はオブジェクトとして扱うことにした。
2.進化型データモデルの設計と実現
上記の考え方にもとづくモデルを進化型データモデルと名づけ、PC9801上のTLC-LISPでプログラムすることでシステムの設計を行い実装、テストを行った。データの表現,記憶,問合せに関しては外部仕様としては従来型関係形式のもので実現できた。データ構造、属性継承を含む意味関係および推論操作はフレームによって実現できた。関係の持つ属性値のみでなく、属性名のチェックとか、関係の集合、フレームの集合、各種の操作に対応するメッセージなどはオブジェクトとして実現できた。
3.反応設計支援システムの評価と課題
現在のシステムはパーソナルコンピュータに実現したが機能的には設計通りのものが実現できたが、容量と速度は実用には程遠いので、大型システムへの移植を検討中である。また実用システムとしては、データの集積と、自動抽出された知識ベースが必要であるがこの点についても課題を明らかにし、一応の見通しが得られた。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 【II】Japan-USSR Joint Seminar. 2-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi