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液・液界面有機単分子膜の挙動と情報変換機能

研究課題

研究課題/領域番号 60211017
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

千田 貢  京都大学, 農, 教授 (90026419)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード油水界面 / 単分子膜 / イオン移動 / イオノフォア / アセチルコリン / フォスファチジルコリン / フォスファチジルエタノールアミン / 画像処理
研究概要

ニトロベンゼン(NB)-水(W)界面におけるピクリン酸イオンの移動反応の速度定数を交流ポーラログラフ法を用いて測定し、油水界面イオン移動速度定数の一般的性質を明らかにした。 また、同様の速度論的測定にもとづき、NB中にイオノフォアとしてジベンゾ-18-クラウン-6を含む系での【Na^+】イオンの促進イオン移動の反応機構を明らかにした。
ポリ塩化ビニール(NBゲル)/W界面を用いるアセチルコリン選択性電極では、ポテンショメトリーにおいてはイオン活量の対数に比例する電位応答が、アンペロメトリーにおいてはイオン濃度に比例する電流応答が得られることを理論的に明確にし、実験的に証明した。また、液膜型イオン選択性電極の電位応答について、液膜-溶液界面でのイオン移動にもとづいて得られた理論式に実験的証明をあたえた。
油水界面有機単分子膜の構造と機能との関連を明らかにするために、カチオン性界面活性剤の極性基の効果、および水相中のカウンターアニオンの効果を界面活性剤の吸着標準自由エネルギーによって定量的に評価した。
分極性ニトロベンゼン-水界面におけるフォスファチジルコリン(【C_(12)】-【C_(16)】)単分子膜は25℃ではイオン透過速度にほとんど影響を与えない。より長鎖のフォスファチジルコリンとフォスファチジルエタノールアミンは界面でより密な単分子膜を作り、イオン移動を阻害する。
油水界面の界面張力を平衡状態で、しかも迅速かつ正確に測定するために、コンピュータと組み合せたディジタル画像処理器とCCDカメラからなる画像処理システムを構成し、懸滴法への応用をおこなった。今年度は、おもに各機器の較正と、画像データの大型計算機への転送・画像処理用各種プログラムの開発をおこなった。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Bull.Chem.Soc.Jpn.58-9. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Bull.Chem.Soc.Jpn.(1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Bull.Chem.Soc.Jpn.58-6. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Anal.Sci.1-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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