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食物アレルギーと抗IgE自己抗体

研究課題

研究課題/領域番号 60216005
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

富岡 玖夫  千葉大学, 医, 講師 (20009632)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1985年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード抗IgE自己抗体 / 氣管支喘息 / アトピー性皮膚炎 / IgE抗体産生 / 免疫複合物
研究概要

氣管支喘息患者血清中に抗ヒトIgEと特異的に結合するIgGクラスの抗体が存在することを報告した。本報告では、アトピー性皮膚炎患者血清中にアトピー型氣管支喘息患者血精中に認められるのと同じかそれ以上の高い値で抗IgE自己抗体が存在することを証明した。 アトピー性皮膚炎患者45名中39名(86.7%)に抗IgE自己抗体が検出された。 アトピー性皮膚炎での抗体価(56.8±54.2U/ml)は、健康成人の抗体価(2.07±1.48)より有意(p<0.001)に高かった。 この抗体がIgEに特異的に結合することは阻害実験により証明された。また、この抗体のIgEにたいする結合が変性させないIgEにより阻害され、56℃、4時間熱変性させたIgEによっては阻害されなかった。したがって、この抗体はIgEの【D_ε2】部分に特異的に結合すると推定される。 氣管支喘息患者血清をゲル濾過すると抗IgE自己抗体は、IgEと結合した免疫複合物と、結合していないモノマーの形で証明されたが、アトピー性皮膚炎患者血清中では殆んどが免疫複合物の形で証明された。この免疫複合物が、アトピー性皮膚炎の病態といかなる相関があるかは不明である。 しかし、Brostoffらはアトピー性皮膚炎および枯草熱患者血清中に超遠心法にて証明されるIgE免疫複合物が存在し、皮膚病変局所に沈着していることを証明し、病変との関連性を示唆している。 最近Hassnerらは、ヒトIgEとマウス抗ヒトIgE抗体の免疫複合物が、ヒト骨髄腫細胞によるIgE抗体産生を抑制する、ヒトの抑制性T細胞を誘導することを報告している。 この報告は、ここに証明した抗IgE自己抗体がIgE抗体産生を調節する役割を担っている可能性を示している。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Immunol.135-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2025-11-19  

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