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ミトコンドリア脳筋症の生化学的および超微形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60217018
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関順天堂大学

研究代表者

佐藤 猛  順天堂大学, 医, 助教授 (40018594)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードミトコンドリア / ミオパチー / 電子伝達系 / チトクロームC酸化酵素 / 皮膚線維芽細胞
研究概要

ミトコンドリア・ミオパチーに中枢神経症状を合併する症候群において、電子伝達系酵素、特にチトクロームC酸化酵素(CCO)欠損例が見出されている。この酵素欠損を証明するため以下の研究を施行した。
1. ミトコンドリア・ミオパチーの生検筋および培養皮膚線維芽細胞における電子伝達系の諸酵素活性の測定法の確立とスクリーニング:生検筋および培養皮膚線維芽細胞からミトコンドリアを抽出し(Stumpf,1981)、二波長分光光度計により酵素活性を測定した。ミトコンドリア脳筋症8例を検索し、1例の生検筋と皮膚線維芽細胞にCCO低値が証明された。
2. 免疫組織化学的研究:中心筋よりFowler法(1962)にてCCOを抽出、精製した。これを抗原として家兎にて抗CCO抗体を作製した。ブロッティング法にてヒト骨格筋CCOと交叉性を有することを確認した。複合体【III】の抗体は名古屋大学生化学小沢高将教授から分与された。この二種類の抗血清を用いて生検筋クリオスタット切片を免疫組織化学的に検索した。CCOの部分欠損例でもCCO蛋白は欠損していなかった。しかし、アルコール性ミオグロビン尿症の1例においてCCO欠損線維を認めた。
3. 剖検例のパラフィン包埋切片の免疫組織化学:ミトコンドリア脳筋症6例のパラフィン切片を脱パラ後、免疫組織化学を施行した。その結果、Leigh脳症1例の肝、他の1例の大脳、小脳、肝、腎、心筋、MELASの1例の骨格筋にCCO欠損を証明した。
4. 超微形態:骨格筋のミトコンドリア内膜におけるCCOの局在を免疫電顕にて検索した。生検筋をグルタール固定後、凍結切片を作成し、免疫組織化学を行った。ミトコンドリア内膜におけるCCOの局在を世界ではじめて明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Annual Reviuw 神経. 1-1. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 神経内科. 24-2. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 神経内科. 24-3. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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