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高エネルギー,ギャップ混晶半導体の成長と物性

研究課題

研究課題/領域番号 60222006
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

長谷川 文夫  筑波大学, 物質工, 助教授 (70143170)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1985年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード混晶半導体 / 化合物半導体 / AlN / AlAsN / AlAs / AlGaAs / プラズマCVD / クロライドVPE
研究概要

研究の目的……プラズマCVD,クロライドVPEのような安価で安全な成長方法による高エネルギー・ギャップ混晶半導体、AlAsN,AlGaAs、の成長の可能性を明らかにする。前者はGaAs,GaInAsP、等の化合物半導体の保護膜,絶縁膜として有望であり、AlGaAsのクロライドVPEが可能になれば、レーザ・ダイオードの生産方法に大幅な変革をもたらす可能性がある。
実験……本年度はまずAl【(CH_3)_3】…TMA…と【NH_3】を使ったAlNのプラズマCVD,TMAとAs【Cl_3】,あるいはAl【(CH_3)_2】ClとAs【Cl_3】を用いたAlAsのクロライドVPEを試みた。
実験結果
AlNのプラズマCVD……TMAと【NH_3】を別々のパスから反応室に導くことにより、AlNのプラズマCVDが可能であることを めて明らかにした。成長速度はTMAの供給量によって支配され、【NH_3】/TMA比が大きくなるほど膜質が良くなる。スパッタリングオーシェによる組成分布ではAl,N,の他に常に数%の酸素が検出されたが、これは測定機中の残留酸素による可能性がある。赤外吸收によるピークは650【cm^(-1)】、紫外吸收によるバンドギャップは4.8eV、X線回折パターンでは特定のピークは観測されなかった。
AlAsのクロライドVPE……TMA又はAl【(CH_3)_2】ClとAs【Cl_3】をHeをキャリアガスとして高温領域(〜750℃)に送り、(AlCl+Al【Cl_3】)を作る。成長領域(ここも〜750℃)では【H_2】を導入することによりAlを折出させる。As【Cl_3】からのAsがあるため、GaAs基板上にAlAsが成長することを明らかにした。Alと石英反応管との反応を防ぐため、Cのコートをすること、As【Cl_3】/TMAの比を最適(〜0.64)にすることがキーポイントであった。最高成長速度は3μm/hr、今後界面の急峻性等について明らかにすることが必要である。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 第33回(1986年春季)応用物理学関係連合講演会. 1a-T7. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第33回(1986年春季)応用物理学関係連合講演会. 1p-W1. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第6回 国際固体素子・材料コンファレンス. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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