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液相成長混晶半導体の相安定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60222023
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関山梨大学

研究代表者

石田 哲朗  山梨大学, 工, 教授 (10020281)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1985年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
キーワード相安定 / In Ga As P / 非混和領域 / LPE成長 / 液相エピタキシアル成長 / 状態図
研究概要

1.InGaPおよびInGaAsP 状態図の計算と実験結果の比較
750,700℃のIn GaP液相線を、全固相組成xの範囲で実験的に求めた。さらに、GaAs(111)B基板上に液相エピタキシアル(LPE)成長させたときの、液相組成と固相組成の関係を明らかにした。それによれば、750℃の溶液では、溶液中のP濃度が0.014〜0.018原子比でx=0.56〜0.50の結晶が成長し、700℃では、P濃度が0.008〜0.010原子比でx=0.53〜0.48の結晶が得られた。これらの結果は、成長層の歪エネルギーを考慮した状態図の計算とよく一致している。四元系のInGaAsPについては、GaAs(100)基板上に格子整合する状態図(800℃)を実験的に明らかにし、計算値と比較した。液相線については、計算値と比較的よく一致するが、固相線については、よくは一致しなかった。これは、相互作用パラメータ等の値がまだ十分明らかになっていないためである。
2.In Ga AsPのLPE成長
成長温度800℃で、GaAs(100)上に平衡P蒸気圧印加温度差法でLPE成長させた。成長層のホトルミネセンス(PL)ピークエネルギー(77K)が1.9eV以上または1.75eV以下の結晶では、表面は鏡面状である。PL半値幅および(400)X線回折スペクトルの半値半幅も、それぞれ20meV以下および0.05度以下と狭く、結晶性は良い。一方、1.85〜1.9eVのPLピークエネルギーをもつ結晶の表面は曇っており、基板のメルトバックも観察され、界面も平坦ではない。PL半値幅も40meVに急増し、X線回折半値半幅も約0.13度に増加する。さらに、成長層からのX線回折強度は極めて弱くなる。1.7〜1.85eVの結晶は、800℃では成長しなかった。これらの成長層の結晶性をInGaAsP状態図上で考察すると、バイノーダル曲線内の結晶は、非混和性のために得られにくいと結論される。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Journal of Crystal Growth. 71-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第32回応用物理学関係連合講演会. 29p-Y-3. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第46回応用物理学会学術講演会. 1p-F-13. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第46回応用物理学会学術講演会. 2p-A-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 第46回応用物理学会学術講演会. 2p-A-1. (1985)Japanese Journal of Applied Physics.

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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