• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ビタミンD依存性Ca結合蛋白質の分離精製と遺伝子クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 60223009
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

野々村 禎昭  東京大学, 医, 教授 (80009993)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードビタミンD / カルシュウム結合蛋白質 / 小脳 / 腎 / 28Kダルトン蛋白質 / DEAEカラムクロマトグラフィー
研究概要

1.目的 生体内に存在するCa結合蛋白質(CBP)のうちビタミンD依存性で分子量28Kダルトンの小脳よりの分離精製を試み、腎臓から精製されたビタミンD依存性CBPと比較し、遺伝子DNAクローニングへの準備を行う。
2.方法 牛小脳及び腎の低イオン強度抽出物を飽和硫安70〜100%分画を集め120mMNaCl、トリス塩酸10mM(pH7.4)、EGTA0.1mMに透析、同液で平衡化したDEAEセルローズカラムに適用、同液で洗い、次いでNaClのみ90mMに下げ良く洗った。次いでCa【Cl_2】でEGTAをおきかえ流出した分画をCa-45-オートラジオグラフィーで、ニトロセルロース紙に転写した各分画SOSPAGE標本として観察した。
3.結果 Ca【Cl_2】で流出した分画は28Kの単一バンドで強くCa-45でラベルされたCBPであった。この分画は小脳、腎共に全く同様にふるまった。ビタミンD欠乏ラットの小脳、腎について同様の分画を行い、一方同欠乏ラットに活性型ビタミンDを投与して抽出分画を行ったところ、腎では欠乏で28Kの減少、ビタミンD投与で28Kの誘導が明らかであったが、小脳では欠乏、投与で全く変化がみられなかった。
4.考察 非常に特殊なDEAEカラムクロマトグラフィーでビタミンD-依存性CBPが精製出来たが、これはこの28K蛋白質がCaの有無で等電点が変化することで説明出来る。この28K蛋白質は従来迄小腸、腎、小脳に存在することはわかっていたがその精製は小腸と腎では成功していたが小脳では我々の発表がはじめてである。この牛小脳28KCBPのアミノ酸一次構造を現在決定中で、一部情報がわかったところで合成オリゴヌクレオタイドを作成、cDNAクローニングの為のプローブとしての用意が完了した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] ANALYTICAL BIOCHEMISTRY. 151-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi