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化学合成を応用した内分泌および神経調節ペプチドの生体内調節機構の解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60229002
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関静岡薬科大学

研究代表者

矢内原 昇  静岡薬科大学, 薬学部, 教授 (80046250)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1985年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
キーワード内分泌・神経調節ペプチド / 化学合成 / ペプチド前駆体 / VIP前駆体 / プログルカゴンのプロセシング / CCK受容体 / ガラニン / 特異抗体
研究概要

本研究は昨年度に引き続き、新しく見出された内分泌・神経調節ペプチド、ならびにそれらの前駆体の化学構造に関する情報に基づき、各種ペプチドを計画的に化学合成しさらに合成ペプチドを用いて特異抗血清の作製、ならびに特異ラジオイムノアッセイ系の確立を行うことにより、内分泌および神経調節ペプチドの生体内調節機構の解析を可能にし、一連の内分泌:神経調節ペプチドに共通する基礎的概念の樹立を目ざしている。本年度は遺伝子構造解析により推定された内分泌:神経調節ペプチド前駆体のアミノ酸配列に基づき、ヒトオキシントモデュリン、ラットPHI、ヒトGRP、ヒトCRF、NPYおよびそれに関連する各種ペプチドの化学合成、ならびに新しい調節ペプチドとして、ガラニン、ニュ-Dキニン類とそれらの関連ペプチドの化学合成を行った。本合成研究では、さきに確立した合成プログラムに準じ、ペプチド自動合成装置(バイオシステム社)を用いた。また、上記の各種合成ペプチドを免疫抗原として用い、特異抗体の作製を合目的な計画に基づき実施した。ガラニンについては、世界で初めて単クローン抗体の作製に成功した。上記合成ペプチドおよび特異抗体を用い、それぞれのペプチドに特異的なラジオイムノアッセイ系を確立した。さらに、本研究の合成調節ペプチドおよび関連ペプチド、特異抗体、ならびに特異ラジオイムノアッセイを応用し、神経芽細胞腫におけるVIP前駆体のプロセシング、膵と腸管におけるプログルカゴンのプロセシングを明らかにし、ついで、産生する調節ペプチドの生理的意義を解析した。各種神経ペプチドについては、膵潅流系を用い、インスリン放出作用を指標として検討した結果、それらの細胞内伝達機序の差が明らかに認められ、特にカラニンが特異的にインスリン分泌を抑制することを証明した。さらに各種のCCK誘導体を用いて、CCK受容体の特性を検討し、その受容体の部位特異性を証明した。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] FEBS LETTERS. 183-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] FEBS LETTERS. 187-2. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] FEBS LETTERS. 189-1. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] Biomedical Research. 6-6. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] 治療学. 14-6. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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