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臨床応用を目的としたコンピュータによる眼底形態の自動計測・表示システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 60300006
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 広領域
研究機関東京大学

研究代表者

舟久保 煕康  東大, 工学部, 教授 (10010688)

研究分担者 関口 行雄  職業訓練大学校, 福祉工学科, 助教授
沢 充  自治医大, 医学部, 講師 (40010475)
清水 あき幸  自治医大, 医学部, 教授 (20048961)
土肥 健純  東京大学, 工学部, 助教授 (40130299)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1986年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1985年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
キーワード眼底形態 / 計測 / コンピュータ / 医用工学 / 画像処理
研究概要

網膜剥離手術等においては、術前に患者の眼底形態形状を知ることはその手術の成否に大きな影響を及ぼす。従来は、このための手法として超音波を用い、自動計測手法として連続水平断層法、らせん走査法が用いられていた。しかし、前者においては精度が、後者においては価格の点で問題があった。そこで、本研究においては新たに回転断層法による方法を提示し、精度の向上、低価格、簡易に測定可能なシステムとした。
本システムは、超音波装置,カメラ,パーソナルコンピュータ等から構成され、回転断層法により得られた6枚の画像をパーソナルコンピュータ付属のメモリに数値データとして格納する。画面上に出されるこの数値データ画像を、医師の経験による判断を加えて不鮮明な部分をマニュアル操作により修正する。これにより得られた画像6枚をパーソナルコンピュータ内で演算を行うことにより、眼球の三次元画像が構築される。さらに、網膜剥離部の網膜下液比率を求めることも実現された。
測定された眼球容積、網膜下液比率を基に、周辺群裂孔原性網膜剥離55例に対して手術を行ったところ、初回手術治癒率は96%、最終手術治癒率は100%と良好な手術成績が得られ、本システムの有用性が確認された。
本システムの基本構成は、眼底形態計測分野のみならず他分野への応用も可能であり、ソフトウエアの変更により、より複雑な形状にも対処可能である。今後は、システムの操作性の向上、測定精度の向上を目指し、より確立されたシステムとしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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