研究分担者 |
鬼頭 清明 奈良国立文化財研究所, 歴史研究室長 (70000479)
渡辺 豊英 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80093342)
柴山 守 京都大学, 東南アジア研究センター, 助手 (10162645)
勝村 哲也 京都大学, 人文科学研究所附属東洋学文献センター, 助教授 (50066411)
島崎 眞昭 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (60026242)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1985年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
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研究概要 |
本総合研究は, 歴史・文学・宗教・考古・民族・地理・建築・美術などの人文科学の分野の研究に, 計算機がどのように適用できるかを研究し, 情報交換および開発を行うのが目的であった. 分担者は, 総計20回の研究会のほか, 一般研究者に対する公開の研究発表会を各年度に一度づゝ開き, 研究分担者の研究成果を公開し, その都度, 報告書を印刷・配布して, 関係分野の研究者の多大の関心をひき, 既に各研究機関での計算機利用に影響を与えている. 研究成果をまとめると次の通りである. 1.関係分野で計算機利用に関心を有する研究者又は研究機関のリストを作成し, アンケートを行い, 結果を報告書として既に配布した. 2.中国関係のデータベースとして東洋学文献類目, 太平御覧等をとりあげ, また日本古代史では続日本紀のデータベース化, 一字索引作成を行い, 研究者グループの試用に供した. 3.木簡データベース, 考古学データベースに関して討議を行い, マイクロフィルムを用いたイメージデータベースにつき上記分野への適用につき討議した. また, 光ディスクを用いた図書目録の効果的な格納, 検索につき実験し, 有効性を確めた. 4.景観表示が, 文学・歴史研究にいかに役立つかを実例により検証した. 5.タイ語の三印法典のデータベース化と索引作成につき討議し, マイクロコンピュータ端末からの利用を可能にした. 6.漢字テキストのデータベース化に必要となる漢字字書の管理について, 字書をデータベース化して対処できるようにした.
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