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地方定住圏計画と地域住民の対応-石川県能登中部モデル定住圏の場合-

研究課題

研究課題/領域番号 60301022
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関金沢大学

研究代表者

橋本 和幸  金沢大, 文学部, 助教授 (80031798)

研究分担者 西村 雄郎  金沢大学, 文学部, 助手 (50164588)
石原 多賀子  金沢大学, 医療技術短期大学部, 講師(非常勤) (30193345)
交野 正芳  愛知大学, 文学部, 助教授 (50113056)
泉 琉二  三重大学, 教育学部, 助教授 (90024455)
三上 勝也  神戸女学院大学, 文学部, 教授 (10068752)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードモデル定住圏計画 / 地域の再編 / 定住指向 / 地域開発 / 地域生活 / 社会構造
研究概要

都市と村落を対象とする社会学が、個別科学と12独自の社会学的蓄積を行なってきたことは周知のところである。しかし、今日の地域社会を考えてみる時、もはやこうした個別科学だけで対処することは不可能になってきている。私たちが定住圏に関心を持ったのも、そこに都市と村落の関係性を見るからに他ならない。定住については、村落における、主要に跡とりによる世帯の継承=定住と、村落から流出した後の郡市での定住とが考えられよう。そして、この二様の定住の考察は、広義での社会構造に関わる面と地域政策に関わる面とがあり、両者の検討は、単位としての集団から析出された住民一人一人の具体的生活を浮かびあがらせる。村落においてもそうである。以下、調査研究を通じて発見された事実について、簡単に列記する。1.広く社会構造について。北陸地域に根強く残存している万雑も、その今日的形態は農村、漁村においてそれぞれ異なった様相を示し、漁村地域においてその変容が激しい。ということは、構造の変動と関わる。地区リーダー層の分析に際しても、伝統と現代の重層化した形態を見ることができる。2.家に関する意識も変化し、観念的・象徴的な面と現実的・実態的な面とが錯綜している。3.村落の側からは、住民は自分たちの住む地域を「遅れている」としながらも、他面定住指向は強い(年齢による差あり)。社会統合のレベルで弛緩がみられる時、住民は、働く場の確保への要求が強くなる。しかし、政策と住民の希望との間にしばしばズレも存在している。4.定住圏での諸施策について、住民が十分理解しえていないものも多く存在している。また知っていても、自分たちの具体的な生活との関連で考える時、評価の面でかなり差が存在している。5.「遅れている」とする地域で、日常性に埋没することなく、自発的な取りくみも現われてきている。いかにそれを助長するか、今後の課題として残されている。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 橋本和幸: 『日本海文化』(金沢大学文学部日本海文化研究室). 13. 53-65 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HASHIMOTO, Kazuyuki: ""Model Settlement" Project in Nanao-Kashima, Central Noto Peninsular" NIHONKAI BUNKA (Journal of Japan Sea Culture Research Institute). No.13. 53-65 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2017-03-27  

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