研究分担者 |
千々和 到 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (10013286)
落合 延孝 群馬大学, 教養部, 助教授 (80134287)
木村 茂光 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90134759)
佐藤 和彦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80013275)
外園 豊基 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (60099653)
IRUMADA Nobuo Associate Professor of Tohoku University (40004048)
AOKI Michio Professor of Japanese welfare University (00097750)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
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研究概要 |
史料・文献の調査・収集は, 初年度から第3年度にいたる期間にわたって各研究分担者がそれぞれの分担課題に応じて精力的に行ない, 調査箇所は東京をはじめ京都・茨城・静岡・新潟・岡山・愛媛・福岡・福井・滋賀・熊本・青森・福島・和歌山など全国各地に及んだ. またこれに平行して, 在京研究分担者は, 若手研究者や大学院生らの協力も得て, 国会図書館・国立公文書館・東大史料編纂所などにおいて共同調査を実施した. この結果, 史料・文献の収集は, 質量ともに大きく進展した. 調査の結果は, 大量のコピー, マイクロフィルムに保存され, 多量の史料カード・文献カードに記録・整理された. そして, このカードを逐次コンピューターに入力する作業も順調に進んだ. これらの調査・整理の進展につれて, 各分担研究者はそれぞれの分担課題についての分析を行なった. そして, その進行状況を報告し, 問題点を検討するための研究会も数多く開催した. また, 定期的な交流・意見交換の場として「一揆史年表会報」を第11号まで発行した. これらの成果の上に立って, 現在, 各分担研究者が各一揆ごとの原稿の執筆に鋭意とりかかっている. 原稿は一揆の年月日, 地域, 参加者, 形態, 経過, 特徴, 出典などの項目からなり, 従来の年表類と比べて飛躍的に詳細なものになることは間違いない. そして, 一揆件数は数千件を数え, その出典としての記録・史料は数十万点に及ぶ膨大なものになりそうである. この研究成果にもとずいて, 将来遅くない時期に, 「日本中, 近世一揆史総合年表」を刊行し, 広く人々の用に供したいと考えている.
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