• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「北海道語」の形成過程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60301057
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関国学院女子短期大学

研究代表者

小泉 弘  国学院女短, 文学部, 教授 (20002389)

研究分担者 小野 米一  北海道教育大学, 旭川分校, 教授 (60002622)
村山 昌俊  国学院女子短期大学, 国文科, 講師 (40174320)
谷内 鴻  国学院女子短期大学, 教職課程, 助教授 (60171831)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード北海道語の祖語 / 北海道移住民 / 開拓地と教師 / 北海道用尋常小学読本 / 教員の移住・出身地 / 第二次共通語
研究概要

この研究は明治初年までに北海道各地の海岸地帯に既に形成された第一次共通語〈平山輝雄氏のいわれる安東語〉の形成と、その後開拓・移住の展開、移住者の増加・定住に伴う変容過程を調査研究しようとした。しかし、三年間の頭初計画は実質一年五か月程度に短縮されたので第三次共通語形成過程以下は割愛し、上記の第二次から第三次の祖語変容過程で大きな影響を与えたと考えられる明治期初等国語教育の展開過程をも一つの柱として調査研究することとした。
1.第一次共通語は平山氏の指摘される如く開拓移民が北海道全域の海岸線に鮭,鰊,昆布等の収獲をもとめて入稼・定住し集落形成と共に、彼等の出身地たる東北地方北部、裏日本各地の方言が混交し第一次共通語として成立,定着していったものと考えられる。
2.明治8年、上記海岸地方,一部奥地の河川流域,士族移住地などで簡易な初年学校が設置され、恣意的教材によるヨミ,カキを中心とした国語教育が開始された。このとき直接児童に接し教授活動を展開した教員の出身地も、前述移住民達の出身地と同じ者が大多数を占めていた。このことから各地方言が混在しながら教場で使用され、また発言,表記法等の教授が行われた。こうして「安東語」は逐次第二次共通語に変形されていく。
3.北海道に於ける計画的開拓,殖民の展開過程で学校教育では明治十年代の開拓使本庁,函館支庁制定「小学生徒心得」及び三十年代の文部省刊「北海道用尋常小学読本」の教材としての使用があった。これら教材は全国共通の言語,発音を示したが教場での実態は教員出身地方言による教授が行われた。この段階で内陸部開拓の進行と共に第三次共通語が形成定着したと推定される。北海道・東京を除く府県では日常生活で当該地域方言と標準語の併用があるが北海道ではそれがないため、学校教育展開に伴い第一次共通語→第三次共通語と変形していくのが一大特色である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷内鴻: 国学院女子短期大学紀要. 4. 79-128 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小泉弘: 国学院女子短期大学紀要. 5. 5-49 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2025-11-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi