研究課題/領域番号 |
60301104
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
御園 喜博 岐大, 農学部, 教授 (60021713)
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研究分担者 |
有本 信昭 岐阜大学, 農学部, 助手 (40115390)
杉山 道雄 岐阜大学, 農学部, 助教授 (40021696)
沢田 進一 大阪府立大学, 農学部, 助教授 (50081526)
永田 恵十郎 島根大学, 農学部, 教授 (10144693)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1986年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1985年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 地域農業再編 / 流通・市場再編 / 営農団地 / 市場対応 / 農産加工 / 産直流通 |
研究概要 |
下記の4地域のそれぞれの地区について、地域農業再編の実態と問題,課題を、農業生産・経営のサイドと流通・市場サイド(農産物加工・消費も含む)の双方から調査研究し、それらを持ち寄って総合的な検討を行なった。各地域・各地区ごとに、生産・流通再編の取り組み方、重点をおいている事項はそれぞれ異なり、再編の成果も精粗さまざまであるが、いずれも今後の方向を示す模範事例と認められる。 1.東北・北陸地域(宮城県仙南広域営農団地) 稲作をはじめ各種農産物の生産・流通に関して、広域の営農団地活動を早くから実施しており、最近さらに新しい再編に取り組みつつある。その特徴と組織基盤の再編の方向、課題を検討すると同時に、とくに農産加工事業の展開の実態、それによる流通再編と地域農業の再生のあり方を明らかにした。 2.関東地域(茨城県美野里町,群馬県沢田農協,埼玉県川越市の各地区) 刻み加工による野菜の生産・流通再編(美野里町)、農協の食品加工事業を中心とする生産・流通再編(沢田農協)、地域生協と結びついた農産物出荷組合の生産・流通再編(川越市)、の3事例を調査研究し、流通と結びついた生産再編の実態と課題を明らかにした。 3.中部地域(長野県伊南農協) 農協を中心とした集落営農組合の諸形態と諸機能、経営複合化と地域複合化、園芸・畜産物の流通再編、それらにかかわる農協と市町村行政の機能、などを総合的に検討・解明した。 4.関西・近畿地域(とくに中国地域、広島県芸北町) 地方自治体行政(町行政)を中心とする産地形成の実態、地域農業生産と生産組織の動向、野菜類を中心とする市場対応の展開、の諸点を調査研究し、今後の方向と課題を明らかにした。
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