研究課題/領域番号 |
60302010
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数学一般
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
十時 東生 広島大, 理学部, 教授 (70027366)
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研究分担者 |
楠岡 成雄 東京大学, 理学部, 助教授 (00114463)
河野 敬雄 京都大学, 教養部, 助教授 (90028134)
国田 寛 九州大学, 工学部, 教授 (30022552)
佐藤 健一 名古屋大学, 教養部, 教授 (60015500)
池田 信行 大阪大学, 理学部, 教授 (00028078)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
1986年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1985年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 確率論 / 確率過程 / マルコフ過程 / 極限定理 / 点過程 / 自己同形性 / 確率微分方程式 / マルチンゲール理論 |
研究概要 |
科学研究費補助金総合研究(A)60302010「確率論の総合的研究」として、昭和60年度に3件(下記1,2,3)、昭和61年度に2件(4,5)の研究集会を行った。いずれも盛会で充実した研究集会であった。最新の研究情報の交換や基本的な問題の再検討などが行なわれ、今後の各分野での研究の発展に寄与する所が大きいものと考えられる。 1.「Point processに関する極限定理と関連する諸問題」1985年8月28日-30日、於大阪大学理学部、講演数10、参加者約80名。 2.「Stochastic Approach in Analysis」1985年12月21日-24日、於京都府立ゼミナールハウス。講演数14、参加者約45名。 3.「マルコフ過程とその周辺(昭和60年度)」1986年1月7日-10日、於福井大学教育学部、講演数23、参加者約90名。 4.「極限定理とself similarity」1986年8月21日-23日、於名古屋工業大学、講演数12、参加者約100名。 5.「マルコフ過程とその周辺(昭和61年度)」1987年1月8日-11日、於熊本大学理学部、講演数17、参加者約100名。 1は点過程について基本的な事から最先端の研究の発表までを網羅した集会であった。2は確率論と解析学の接点を求めるもので、種々のテーマが討論されたが、話題の中心は自己同型性についてであった。この話題は4に引きつがれ、極限定理との関係や物理的背景などについて再検討された。3と5はマルコフ過程とそれに関連する分野についての最新の研究成果を発表したがいに討論する集会で、内容は多岐にわたり、確率微分方程式、white noise、拡散過程の諸問題、Navier-Stokes方程式の確率論的取扱い、生物モデル、マルコフ過程の極限定理等々であった。研究成果は報告書として印刷し各方面に配布する予定である。
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