研究分担者 |
梶川 良一 名古屋大学, 理学部, 教授 (40022537)
松本 茂郎 中央大学, 理工学部, 教授 (80055102)
高橋 香 東京農工大学, 工学部, 助教授 (90015024)
高橋 嘉右 高エネルギー物理学研究所, 教授 (90004283)
田中 昌 東北大学, 理学部, 教授 (70004306)
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配分額 *注記 |
6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
1987年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1986年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1985年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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研究概要 |
本総合研究は高エネルギー物理学における各種の高分解能飛跡検出器の開発と, それを用いた素粒子研究の推進を目的としており, 全期間にわたってつぎのような成果が得られた. 1.CERN-EHSによる研究(都立大, 農工大, 中央大, 広島大) EHSは高分解能泡箱を主体とする複合型スペクトロメータであり, チャーム粒子, PP, P原子核反応のデータ解析と理論との比較が行われた. 2.ホログラフ泡箱の研究(東北大, 農工大) 東北大においては大型ホログラフ泡箱の開発に成功し, ニュートリノによるチャーム粒子生成の実験に用いられた. 農工大ではCERNのホログラフ写真解析によりハドロン原子核反応の研究が行われた. 3.LASSによる素粒子研究(名古屋大) LASSは大型ソレノイドと二極型電磁石を組合わせた高精度スペクトロメータであり, これを用いてKp反応の解析が行われた. 4.トリスタン測定器の建設とそれによる実験(高工研, 各大学) VENUS,TOPAZ,AMYが建設され, トリスタン加速器完成とともに, e+e-衝突実験が精力的に行われている. 5.研究会の開催 本総合研究のまとめとして, 1988年1月都立大学において研究会が開かれ, 各分野の研究の現状と将来への展望について報告, 討論が行われた. 研究会議事録は, 研究成果報告書におさめられている.
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