研究分担者 |
谷 喬 東京農工大学, 工学部, 教授 (90111632)
林 正徳 九州大学, 工学部, 教授 (20037691)
保原 充 名古屋大学, 工学部, 教授 (50022992)
辛島 桂一 宇宙化学研究所, 教授 (80013639)
相原 康彦 東京大学, 工学部, 教授 (90011072)
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配分額 *注記 |
11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1985年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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研究概要 |
研究は研究分担者各に行われたが, 得られた成果を総合的に述べる. 1.大迎角時の特性実験 (1)二次元及び三次元翼のダイナミック・ストールにおける揚力及びモーメントの変化と翼面上の流れ場との関連を解明. (2)軸対称物体大迎角時における剥離のパターンを系統的に観察記録. (3)いくつかの軸対称鈍頭物体の超音速流中における剥離域の圧力分布及び加熱の分布について系統的に観察記録. 2.大迎角時の特性理論計算 (1)ナビエ・ストークス方程式の数値積分法を改良し, 二次元翼まわりの剥離流, ジェットによる剥離制御, スラットやフラップの効果等を算出. 又, 二次元翼の非定常運動, ダイナミック・ストールのシミュレーション, さらには, 軸対称物体大迎角時の剥離パターンの再現に成巧. 自由剪断流の不安定性と乱れ発生のシミュレーション等もなされた. (2)ナビエ・ストークス方程式数値解の解釈を助ける手段として, グラフィックス表示法および特異点解析による方法などを完成. (3)古典翼理論を剥離を含む二次元まわりの流れ場に拡張. (4)離散渦法を角柱や円柱まわりの剥離流れ場に適用し, 乱れ構造の記述にまで拡張. 3.剥離にともなう各種物理現象, 剥離の制御 (1)翼型上に生ずる層流剥離泡内部の乱れ構造の観察記録 (2)二次元膜翼の不安定性について解明 (3)二次元翼まわり非定常剥離流れ場を衝撃波管を利用して行う試みと, その数値シミュレーションによる比較.
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