研究課題/領域番号 |
60302041
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊東 誼 東京工大, 工学部, 教授 (60016441)
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研究分担者 |
森脇 俊道 神戸大学, 工学部, 教授 (00031104)
長松 昭男 東京工業大学, 工学部, 教授 (70016640)
吉田 嘉太郎 千葉大学, 工学部, 教授 (80174960)
岩田 一明 神戸大学, 工学部, 教授 (30031066)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
1986年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1985年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 工作機械 / CAD / CAMインターフェース / 知識ベース / エキスパートシステム / 基本計画図 / 部品図作成 / 設計者の思考形態 |
研究概要 |
前年度に得られた、知識データベース組込み形CADシステムの全体構想を念頭に、本年度は三つの個別研究,並びに試行システムの作成を行い、次のような実積をああげることができた。 1.基本計画及び原案図作成用エキスパートシステム組込み形CADのシステム構成の提案と問題点の分析 工作機械のCADに於いて最も知識工学の導入を必要とし、又、効果的な組込みが期待される基本計画及び原案図作成プロセスに対して、前年度の成果を参考にして、更なる設計者の思考の流れの解析,各設計プロセスの入,出力情報の分析等を行い、ひとつの新しいシステム構想を提案した。更に、このシステム構想を実現する際に障害となるであろう技術課題も解明した。 2.性能評価シミュレーションへの知識ベースの導入 設計計算及び組立図のチエク工程を対象として、これら工程に於いて知識工学の果たす役割の分析と問題点の抽出を行った。 3.エキスパートシステム組込み形部品図作成用CADの試作 本研究の集大成の一例として、部品図作成用システム,正確にはCAD/CAMインターフェースについて、ひとつの試行システムを作成し、具体的にシステムを稼動させて、その有用性,将来性等を確認した。なお、この試行システムの作成方法,データベース構成等は、多少解決すべき問題はあるが、他の設計工程にも転用できるものである。 以上の他に、前年度の研究を補強する観点から、汎用及び専用工作機械の設計の流れを詳細に分析するとともに、国内,外の工作機械メーカに於ける知識工学への期待の調査研究を行い、数多くの新しい知見を呈示している。
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