研究課題/領域番号 |
60302044
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大場 利三郎 東北大, 高速力学研究所, 教授 (40006169)
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研究分担者 |
南部 健一 東北大学, 高速力学研究所, 教授 (50006194)
橋本 弘之 東北大学, 高速力学研究所, 教授 (10006174)
山根 隆一郎 東京工業大学, 工学部, 助教授 (50016424)
富田 幸雄 東京理科大学, 理工学部, 教授 (10016206)
神山 新一 東北大学, 高速力学研究所, 教授 (80006171)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1986年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1985年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 磁性流体 / レオロジー / 磁化特性 / 管内流 / 超微粒子 / シール;ダンパー / アクチュエータ / Actuator |
研究概要 |
本研究組織の活動における最大の成果は第4回磁性流体国際会議(1986年7月、日本で開催)を成功させたことである。本会議には15カ国から151名の参加者があり、磁性流体の基礎から応用にわたる広い研究領域での最新の研究成果(論文数72編)の発表と討議が行われた。このうち、本研究組織による研究成果の発表は15編にのぼる。これらの成果は会議のプロシーディングとしてJ.Magnetism & Mag.Mat.Vol.65(1987),173-445に掲載されることになっている。また、昭和61年12月には本研究組織が中心となり、国内研究発表会を開催し、2年間の研究成果のまとめを行った。 まず、(1)磁性流体の製法と物性の研究では、金属粒子磁性流体による性能のすぐれた磁性流体の開発の可能性が示され注目を集めた。また、強い磁場中での粒子の凝集現象や光学的特性においても新しい進展がみられた。 つぎに、(2)磁性流体力学の基礎的研究では、磁性流体の新しい基礎方程式系の提案のほか、管内定常流および非定常流の流動特性、界面の不安定性に関する研究の進展により、磁性流体力学の発展に新しい展望が開けたことが特筆されるであろう。 (3)磁性流体の応用面の開発に関する研究では、磁性流体軸シールの性能向上に関する研究で多くの成果があげられたが、ダンパー、アクチュエータ、研磨装置、エネルギー変換装置の開発研究や医療への応用などの研究においても新たな進展がみられた。
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