研究分担者 |
菊野 亨 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (50093745)
向殿 政男 明治大学, 工学部, 教授 (00061987)
高松 雄三 愛媛大学, 工学部, 教授 (80039255)
岡本 卓爾 岡山大学, 工学部, 教授 (60032934)
当麻 喜弘 東京工業大学, 工学部, 教授 (50016317)
古賀 義亮 防衛大学校, 教授
内藤 祥雄 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (00115114)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1985年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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研究概要 |
昭和60年度より3年間に亘る標記課題の研究の一環として, 昭和60年11月7〜10日の「とくしま研究会」, 昭和61年9月26〜28日の「しこつこ研究会」昭和62年11月7〜9日の「あそ研究会」を開催し, 各分担テーマについて研究発表および討論を行なった. その主な内容は 1)システム・ネットワークの耐故障性に関して;ネットワークの耐故障分割手法およびシステムの問題として, 時間をパラメータに含む設計の検証が, 耐故障設計につながる課題として研究した. さらに, 知的耐故障データベースについての提案がなされている. 2)処理系・メモリ系の耐故障設計に関して;マイクロプロセッサの制御回路の検査容易設計, メモリの同時故障検査法など, 比較的実用化に近いレベルでの研究が行なわれた. 3)論理VLSIの検査容易設計と耐故障設計;現状としては最も研究ニーズの高い分野であり, 高速テスト生成手法, 同時性テスト生成手法, 故障シミュレーションを併合した手法, PLAの検査容易化設計など, 多くの研究成果が含まれている. これらの結果は, 国際的にも高く評価されている. 4)知的システムとファジー論理;PROLOGやルールベースを用いたテストシステム, 知識工学を用いたマイクロコンピュータの高信頼化などが中心であるが, 最近実用化が提案されているファジーコンピュータなども新らたな研究対象として認識する必要がある. これらの研究成果は, 各年度ごとに成果報告として発表しているので詳細は成果報告書を参照されたい. 最後に, 知的ということと耐故障ということの交点で研究を進め多くの知見を得たが, 実用的には未だ多くの研究を進める必要があると感じている.
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