研究課題/領域番号 |
60302062
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡村 甫 東大, 工学部, 教授 (30010664)
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研究分担者 |
前川 宏一 東京大学, 工学部, 助教授 (80157122)
上田 多門 東京大学, 工学部, 助教授 (00151796)
魚本 健人 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (80114396)
二羽 淳一郎 山梨大学, 工学部, 助教授 (60164638)
山崎 淳 東京都立大学, 工学部, 助教授 (80111475)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
1986年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1985年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | パーソナルコンピュータ / 鉄筋コンクリート構造 / プログラムライブラリー / グラフィック |
研究概要 |
本研究成果の概要は以下の通りである。 (1)総ての研究分担者が鉄筋コンクリート構造分野におけるそれぞれ専門とする分野での研究成果、および計算手法をマイクロコンピュータを用いてプログラム化を行った。作成されたプログラムはコンクリートのひびわれ、せん断伝達、温度応力等のコンクリートの材料特性を定量化するものから、鉄筋コンクリート梁、桂、壁、ラーメン等の部材レベルの構造解析に至るまで幅広く、しかもレベルの高いものとなっている。本研究成果報告書に取りまとめられた鉄筋コンクリート構造の研究成果、解析手法、およびプログラミング手法は、鉄筋コンクリート分野での最先端的レベルで一般の研究者にも広く役立つものと考えられる。 (2)各研究者が作成したプログラムは、他の研究者からの意見も取入れて改良されており、最終的に鉄筋コンクリート構造分野での汎用性のあるプログラム・ライブラリーを完成させることができた。またこのプログラム・ライブラリーには、個々の研究者が担当している講義等に用いている教育用構造解析プログラムも併せて改めてあり、本プログラム・ライブラリーは大学における構造教育分野へ貢献度も大いに期待される。 (3)プログラムの開発とともに認識されてきた問題点として、視覚的理解を目的としたデータの入力、解析結果の有効なグラフィック表示がある。本研究では、パーソナルコンピュータのグラフィック機能をフルに活用して、エディター機能を充実させ、また3次元的拡がりを持つ構造系、ならびに時間のパラメータを持つ構造系のグラフィック処理の有効な手法を開発した。また、本プログラム・ライブラリー1は、コンピュータの操作方法を初心者でも簡単に扱えるようにグラフィック画面を通して対話形式で行える点が、特徴である。
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