研究分担者 |
平山 一男 大阪大学, 工学部, 助手 (60029147)
米田 憲司 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (10027443)
占部 逸正 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (00109084)
山崎 敬三 京都大学, 原子炉実験所, 助手 (10027469)
仙田 富男 大阪大学, 工学部, 教授 (30028914)
辻本 忠 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (30027411)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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研究概要 |
原子力発電所において, 品質保証の重要性が強く認識されるようになってきた. 原子力発電所には, たくさんの部品および配管が使用されている. これらの部品および配管は, 製作時は勿論のこと稼動期間中においても定期的な検査が行われている. これらの検査の1つに放射線透過試験法がある. 放射線透過試験とは放射線を用いて物質の内部構造を調べるものであるが, 従来は, 放射線に源として10〜300kVpのX線発生装置又は^<60>Coおよび^<192>Irのγ線源が用いられていた. しかし, 原子力発電所で使用されている部品および配管等は多種多様で, 従来の放射線々源では十分な検査ができていないのが現状である. そこで本研究は新しい放射線々源を開発し, 今迄の方法で検査できなかったものに対する検査法を確立させることである. 新しい放射線々源として, 中性子源を用いる方法, ^<169>Ybγ線源を用いる方法, X線源法を用いる方法について検討し, 有益な結果を得ることができた. 1.中性子線透過試験法の適用に関する研究 中性子線として, 原子炉, 加速器, 中性子線源を用いた. 原子炉としては5,000KWと1Wの研究用原子炉, 加速器としては小型サイクロトン, 中性子線源としては^<124>Sb-Beを使用した. そしてこれらの中性子線を用いて動画像と立体像のための研究, 蛍光イメージングコンバータ等感光材に対する研究, CT(コンピュータ・トモグラフィー)に関する研究を行い, これら中性子線に対する比較をした. 2.γ線(X線)透過試験法の適用に関する研究 γ線源として薄肉小径の検査に適する^<169>Yb線源を製作し, 特性を試べた. またX線装置を用いた検査として, 狭照野撮影法の研究, 拡大撮影法に関する研究を行い, 識別能に関する考察を行った.
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