研究分担者 |
東 敬 九州大学, 工学部, 教授 (80037689)
沖 猛雄 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023039)
真嶋 宏 京都大学, 工学部, 教授 (50026184)
植田 安昭 九州工業大学, 工学部, 教授 (70039006)
南條 道夫 東北大学, 選鉱製錬研究所, 教授 (40006044)
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研究概要 |
本研究では乾式における気-液,気-固,液-液,固-液相間の反応を利用した不純物の分離に関する実験および湿式における液-液反応,電気化学的反応などを利用した不純物の分離に関する実験を行い、高純度金属を製造する場合の基礎的データーを整えたことに大きな意義を有する。 液体金属,合金中の酸素の活量係数を改良型電量滴定法を用いて測定し、さらにそれら融体中の酸素と硫黄との相関関係についても検討し、0.25%酸素を含んだ状態で真空溶解することにより硫黄濃度が1ppm以下の高純度銅が得られることを確認した。 また真空溶解による乾式精製法を溶融マット,高融点金属に適用する実験を行い、不純物の除去限界について検討した。 Cu-【Cu_2】O,Cu-【Cu_2】S融体間,スラグ-マット間,金属-アルカリおよびアルカリ土類フラックス間の不純物の分配平衡に関する実験を行いこの原理を利用した精製法による不純物の除去限界について研究した。 Ge,Mo,W,Nb,Taなどの金属成分の水溶液による溶解抽出反応、および有機溶媒抽出法による分配関係について研究した。 溶融塩中のTiの不均化反応を利用した電解精製,亜鉛電解における不純物の挙動,分離技術についても合金電析理論を用いて検討した。
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