研究課題/領域番号 |
60303015
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
無機工業化学・無機材料工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平井 敏雄 東北大, 金属材料研究所, 教授 (50005865)
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研究分担者 |
柳田 博明 東京大学, 工学部, 教授 (20010754)
曽我 直弘 京都大学, 工学部, 教授 (80026179)
宗宮 重行 東京工業大学, 工学材料研究所, 教授 (60016813)
中 重治 名古屋大学, 工学部, 教授 (80022979)
小泉 光恵 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (80029826)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1985年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | セラミックス / 構造制御 / 性能評価 / 粉体 / 単結晶 / 焼結体 / 複合体 / ガラス |
研究概要 |
セラミックス材料は、粉体、単結晶、焼結体、複合体、ガラスなどに分類できる。そこで、セラミックスの構造制御を考えるにあたり、本研究グループを2年間にわたり次の5つのグループに分けた。1.粉体の構造制御と性能評価、2.単結晶の構造制御と性能評価、3.焼結体の構造制御と性能評価、4.非結晶質の構造制御と性能評価、5.複合材料の構造制御と性能評価。研究分担者は何れかのグループに所属し、各課題における研究を行なった。昭和61年1月20日と21日及び昭和62年2月2日と3日に、いずれも仙台市近郊にて研究成果の発表と討論を行ない、「新しいセラミックスの構造制御と性能評価」に関する現状の問題点を把握し、体系化を試み、将来の展開の方向を明確にした。以下に研究成果の概略を示す。 1.気相法、液相法、固相法などによる粉体合成プロセスを、熱力学、平衡論化学反応論を基にして整理し、その結果を粉体の構造制御と性能評価に反映させた。 2.単結晶のミクロ構造と性能の相関を研究し、それらを化学結合論、拡散論平衡論らを用いて整理した。 3.焼結体のマクロ構造と性能の相関を研究し、それらを破壊力学、統計論などを用いて整理し、焼結体の構造制御を体系化した。 4.各種非晶質体の組成、分相、結晶化と性能との相関を研究し、それらを科学的手法で整理し、非晶質体の構造制御を体系化した。 5.複合化による機能・特性の向上と複合体のミクロ構造との相関を研究し、それらを科学的手法で整理し、複合材料の構造制御を体系化した。 これらの研究成果の一部は、化学会、金属学会、窯業協会などで報告され他のセラミックス研究者らに大きな刺激を与えるとともに、指導的役割を果たした。
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