研究課題/領域番号 |
60303030
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
森川 尚威 東大, 国立大学(その他), 教授 (70011525)
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研究分担者 |
高島 良正 九州大学, アイソトープ総合センター(理学部), 教授 (10037161)
国富 信彦 大阪大学, ラジオアイソトープ総合センター(理学部), 教授 (40028072)
栗原 紀夫 京郡大学, 放射性同位元素総合センター, 教授 (00026428)
高田 健三 名古屋大学, アイソトープ総合センター, 教授 (50022562)
池田 長生 筑波大学, アイソトープセンター(化学系), 教授 (00015463)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1986年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1985年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 微量放射能汚染 / 放射線測定 / γ線スペクトロメトリー / 極低バックグラウンド測定装置 / ダストモニター / 放射性物質揮散率 / 放射線モニタリング / 放射性有機廃液焼却処理 |
研究概要 |
非密封の放射性同位元素使用施設では、管理区域およびその境界における空気中あるいは水中の放射性同位元素の濃度や固体表面の放射性同位元素の密度の測定が法令で義務づけられているが、その具体的な方法は定められていない。昭和60年度には研究組織の主力を微量放射能汚染の測定法の一般的なマニュアルの作成に注いだ。まず、従来法を比較検討する一方、精密な測定法・実用的な測定法の開発を行った。それらの研究のうち、非密封放射性同位元素の各使用施設において、市販されている装置を利用して実施している、法令に基づく測定について、標準的な放射能汚染測定法をとりまとめた。国立九大学のアイソトープセンターの研究者によってとりまとめられた微量放射能汚染測定法の報告書は、全国の大学等の放射線安全管理者および放射線管理実務担当者のための研修(昭和61年度は京都大学,昭和62年度は筑波大学にて開催予定)に有効に使用された。また昭和60〜61年度にわたり、微量放射能汚染の測定法に関連する事項の研究開発が進められ多大の成果をあげた。主な研究内容をつぎに列挙する。 1、環境中の【^3H】の測定と微量放射能汚染の測定法への応用(北海道大学) 2、放射性有機廃液焼却施設周辺の環境中の【^3H】及び【^(14)C】濃度の測定(東北大学) 3、標識アミノ酸の揮散率について(筑波大学) 4、2個のGM検出器を配置したろ紙移動式ダストモニター(東京大学) 5、固体表面汚染測定 ー汚染核種の推定ー (金沢大学) 6、【^(125)I】の揮散による汚染とそのモニタリング(名古屋大学) 7、γ線スペクトロメトリーによる微量放射能のモニタリング(京都大学) 8、極低バックグラウンドα線・γ線測定器(大阪大学) 9、放射性有機廃液焼却施設周辺の微量汚染の測定(九州大学)
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