研究課題/領域番号 |
60304012
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
動物形態・分類学
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研究機関 | 琉球大学 (1986) 北海道大学 (1985) |
研究代表者 |
山里 清 (1986) 琉大, 理学部, 教授 (80044973)
山田 真弓 (1985) 北海道大学, 理学部, 教授
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研究分担者 |
馬渡 駿介 北海道大学, 理学部, 助教授 (50096913)
大石 茂子 三重大学, 水産学部, 教授 (20024838)
弥益 輝文 琉球大学, 教養部, 教授 (80032811)
西平 守孝 琉球大学, 理学部, 教授 (80004357)
山田 真弓 北海道大学, 名誉教授 (20000713)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1985年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 尋常海綿類 / ヒドロ虫類 / 造礁サンゴ / 無腸渦虫類 / 底生線虫類 / カンザシゴカイ / テッポウエビ / ホヤ類 |
研究概要 |
1.本研究期間中に得られた尋常海綿類は15種あった。これに他の調査で得た標標本についても属レベルのリストを作製し、動物相を考察した。星野 2.2枚貝殻に着生するヒドロ虫の1種の宿主選択性と生活史を明らかにし、本種が処女生殖を行う(1.2-12.5%)ことも明らかにした。久保田 3.沖縄産のヒドロ虫類として12種が得られた。大部分は既に日本に産することが知られており、2種が新記録種であった。山田・久保田 4.瀬底島の造礁サンゴは143種であり、礁原上のサンゴの種多様性は1980-1986年の間に減少した。久高島の造礁サンゴについても調べた。酒井・山里・西平 5.19種の無腸渦虫類が琉球列島に産することがわかった。このうち10種は日本沿岸からの初めての記録種であった。弥益・岡崎 6.底生線虫類17標本が得られたが、その同定は進行中である。線虫と底質の関係についても解析が進行中である。鬼頭 7.瀬底島と備瀬で得られたカンザシゴカイを調べ、27種・亜種が同定できた。このうち5種は日本未記録種であった。今島 8.今回得られたテッポウエビのうち5種の日本未記録種を報告し、それに既知の他のテッポウエビも含めて動物相解析を行なった。仲宗根・山口 9.14種のホヤ類に寄生する14種のかい脚類が得られた。13種のかい脚類は各1種のホヤに限定されたが、1種は2種の宿主に寄生していた。大石 10.21属22種の唇口苔虫類が瀬底島から得られた。このうち16種は日本未記録、すべてが琉球列島未記録であった。馬渡 11.2年の調査の結果、ウニ類8目,15科,27属,33種が沖縄に産することがわかった。重井 12.6科14種のホヤ類が瀬底島と備瀬から得られた。3種以外は未記録であり、高種多様性が示唆された。西川
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