研究課題/領域番号 |
60304042
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
菅野 富夫 北海道大学, 獣医学部, 教授 (50009982)
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研究分担者 |
柳沢 慧二 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20064363)
山下 博 産業医科大学, 医学部, 教授 (00030841)
大塚 正徳 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013801)
久田 光彦 北海道大学, 理学部, 教授 (70000768)
矢内原 昇 静岡薬科大学, 薬学部, 教授 (80046250)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1986年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1985年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
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キーワード | チトクローム / 酸化還元位 / CCK-8 / ノンスパイキングニューロン / 視視策上核 / 蝸牛有毛細胞 / 扁桃体内側核 / 松果体 |
研究概要 |
ウシガエル脳半球から連続的に記録したチトクローム【aa_3】.、cおよびc+【c_1】の酸化還元位が、脊髄後根を電気的に刺激すると、平行して還元方向に移動した。VIPは、このチトクローム還元を抑えた。酸化還元効果も傍分泌効果の一部を成すのであろう(菅野)。CCK-8誘導体を20種類以上化学合成した。それらのうちsuccinyl〔D-【Trp^3】〕CCK7が、パンクレオザイミン作用をCCK-8とほぼ同等示すにもかかわらず、CCK作用がきわめて低いことがわかった(矢内原)。ノンスパイキングニューロンは緩電位変化により、常時シナプス後細胞の活動の制御を行っている。その効果は両方向性であり、化学的シナプス接続での伝達物質の膜電位依存性の常時放出によって動作していると考えられる(久田)。新生ラットの摘出脊髄ー尾標本においてカプサイシンを尾に適用すると、腰髄節前根に遅い時間経過の脱分極性反応がひき起こされた(大塚)。視索上核の大細胞に対して、NAdは【α_1】を介して興奮、アンギオテンシンは興奮を及ぼし、心房性ナトリウム利尿ペプチドは何の作用も及ぼさないことを示唆している(山下)。トリホスホイノシチド(TPI)抗体を作製して免疫組織化学的に調べたところ、蝸牛有毛細胞の不動毛の表面にTPIがたくさん存在することが明らかになった(柳沢)。扁桃体内側核に対する作用は、17β-estrodiolを投与すると27%の扁桃体内側核ニューロンはカリウム透過性の増大を伴う過分極応答を示した(大村)。松果体の明暗に対する反応と一致して、松果体のVIPに対する感受性が変化する。松果体の明暗リズムは、β-受容体系以外にペプチド系ホルモンによっても調節されていると結論される(兼子)。モルモットの小腸における内分泌と神経を免疫組織化学法によって形態学的に検討し、腸管神経叢の骨格の概念を確立した(小林)。電子顕微鏡と免疫組織化学によって、ニューンとパラニューロン信号物質分泌の動態を調べた。(藤田)。
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