研究課題/領域番号 |
60304076
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
原 耕二 新大, 歯学部, 教授 (20018419)
|
研究分担者 |
上野 和之 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (00048307)
末田 武 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (30013890)
石川 烈 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10014151)
岩山 幸雄 朝日大学, 歯学部, 教授 (70028744)
二階 宏昌 広島大学, 歯学部, 教授 (60028735)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
|
キーワード | 接合上皮 / ケラチン抗体 / 歯肉溝滲出液 / 線維芽細胞 / 垂直性骨欠損 / バイオグラス / B-tricalcium phosphate / 遊離歯肉移植 |
研究概要 |
歯周組織破壊の初期過程、特にポケット形成に関連した接合上皮の初期形態変化について光顕的・電顕的観察を行った(二階)。各種動物の口腔粘膜とヒト炎症歯肉にモノクロナール・ケラチン抗体を用いて観察した(森)。健常者末梢血好中球の免疫学的機能について検討した(池田)。健常イヌ歯肉を上皮と結合組織に分離して両組織のGAG分子種の定性,定量とin vitroにおける各GAGへの【^3H】-グルコサミンの取り込み実験を行うとともに、炎症時の変化を歯肉溝滲出液中のGAGを定量して組織破壊過程を明らかにすることであった(岩山)。ヒト歯肉由来の線維芽細胞をコラーゲン線維と共に培養し、経時的に固定し、電顕的に観察した。組織再生,修復における線維芽細胞の動態とコラーゲンの消長を電顕観察した。(矢嶋)。歯周組織の再生過程を究明する研究の一つとして、サルの骨欠損モデルにアパタイトを充填し、歯周組織の再生過程について病理組織学的検索を行った。歯周炎罹患者に対し、アパタイトを臨床的に応用し、3年間にわたって観察を行った。(石川)。1971年にフロリダ大学のL.L.Henchにより開発されたバイオグラスという材料は骨と結合する性質があり、耳鼻科領域で臨床応用されている状況であり、このバイオグラスが歯周治療の分野で応用できるかどうかを病理組織学的に観察した(末田)。イヌに人工的に垂直性骨欠損を形成し、Β-tricalcium phosphate補填後の歯槽骨の再生,歯根膜やセメント質の反応およびTCPの吸収過程を病理組織学的に検索した(原)。遊離歯肉移植の修復過程における歯周組織複合体の破壊と再生の現象が、移植床の環境によってどのように影響されるのかを検索した(上野)。
|