研究課題/領域番号 |
60304092
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質生物化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
奥田 九一郎 広島大, 歯学部, 教授 (80034156)
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研究分担者 |
武森 重樹 広島大学, 総合科学部, 教授 (60019461)
岡本 光弘 大阪大学, 医学部, 教授 (90028613)
市川 佳幸 香川医科大学, 教授 (60028355)
石村 巽 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (40025599)
石橋 輝雄 北海道大学, 医学部, 教授 (60001872)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1986年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1985年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | チトクロームP-450 / アルドステロン / コルチコステロン / ビタミン【D_3】 / 胆汁酸 / ミクロソーム / ミトコンドリア / 水酸化 |
研究概要 |
コレステロールは生体にとって必要欠くべからざるものであると同時にその過剰は動脈硬化症等の成人病の原因となるため、その生合成ならびに代謝は厳密に制御されている。小野らはその生合成上重要な酵素であるスクアレンエポキシダーゼを純化しその性質を明らかにした。石橋らはラトステロール5不飽和化酵素を純化しその性質を明らかにした。奥田らはコレステロールから胆汁酸への代謝の初発反応であり調節酵素であるコレステロール7α-水酸化酵素を精製しその性質を明らかにした。コレステロールはまた生体の恒常性維持に必須なステロイドホルモンである副賢皮質ホルモン及び性ホルモンの原料である。コレステロールより生成したプレグネノロンは副腎、性腺或いは標的臓器で更に活性型或いは不活性型に転換する。岡本らは【P-450_(11β)】がコルチコステロンのアルドステロンへの転換をも触媒することを明らかにし、石村らは副腎皮質に存在するこれら酵素の局在位置を組織化学的に明らかにした。堀江および市川らはこれら酵素の多様性を明らかした。片桐らはステロイドホルモンの反応機作についての検討を行い【P-450_(11β)】が11β,18,19位の水酸化の他にアンドロステンジオンの芳香化をも触媒することを明らかにした。武森らはP-450とステロイド分子の反応機構を速度論的に研究しP-450の基質結合部位は膜内に存在し膜内に分配されるステロイド基質と反応することを明らかにした。清水らはブタ精巣における△16-【C_(19)】ステロイド生合成酵素の分離精製を行い部分精製標品を得た。中陳らはこの酵素が【b_5】要求性であることを明らかにした。吉田らは酵母のラノステロール14-脱メチル化酵素の精製標品を用いその反応機構の一端を明らかにした。玉置らはaffinity labeling法によりNADPH-チトクロームP-450還元酵素の活性部位を明らかにした。
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