研究分担者 |
八木 晟 福山大学, 薬学部, 教授 (20037609)
佐藤 浩一 福山大学, 薬学部, 教授 (50033171)
濃野 隆之 福山大学, 教養部, 教授 (20033780)
石田 寛 福山大学, 経済学部, 教授 (60033461)
足利 末男 福山大学, 経済学部, 教授 (20026686)
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研究概要 |
分担課題別研究成果 1-生物資源と地域開発:広島県北部における薬用植物, とくに上下町におけるセンブリの生育状況, 帝釈峡付近の植物分布についての現地調査および薬用性の検討など基礎調査がほぼ完了した. 地域開発への貢献の可能性有り. 2-天然資源と地域開発:広島県の未利用資源としての藺(い)泥の利用, およびこれを地域開発に活用するため, セラミクス資源の可能性を深った. 分級方法, 化学分析, 焼成実験, 副産物の利用等について研究成果をあげてきており, 実用化の展望を開きつつある. 3-交通網の形成と地域変容:備後都市圏の人の動きに関する行動論的分布, 都市圏としての一体性に関する研究, 主要幹線国道2号線の交通渋滞特性の分析および渋滞予測方法の開発などを行った. 4-人口動態と産業経済:備後都市圏の人口動態の分布, 工業化過程の分析, 地場産業の今後, などについて統計的および文献的アプローチを行った. その経過から, 当地域は今後, 伝統的地場産業の特性を生かしつつ, 新しい技術革新を積極的にとり入れ, 立地条件を生かした展開をすることが望まれる. 5-環境動態と保全:瀬戸内海における油分回収に適したゲル化剤の検索方法の研究, 内海保全の方法が考究された. 6-教育の在り方:高校教育, 大学教育等教育面と都市圏の関連について分析, 調査がなされた. また, 地域に貢献する研究所の在り方などが模索された. 7-総括:3年度にわたる研究によって本研究課題の基礎的な部分における成果がほぼ予定どおり得られた. しかし分担課題のいくつかについてはまだ部分的に実際面でのフィージビリティスタディが残されている. 今後の課題としたい.
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