研究分担者 |
石田 晴久 東京大学, 大型計算機センター, 教授 (70017317)
橋本 由美子 中央大学, 文学部, 講師
財津 理 中央大学, 文学部, 講師
渡辺 博 中央大学, 文学部, 助教授 (90129966)
HASHIMOTO Yumiko Chuo University, Faculty of Literature, A lecturer in Philosophy
ZAITSU Osamu Chuo University, Faculty of Literature, A lecturer in Philosophy
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研究概要 |
1.所期の研究計画を計画どおりにすべて実現し, デカルトの著作について, (1)『省察』(アダン・タヌリ版)『デカルト全集』第7巻に拠る, 561ページ分)と『哲学の原理』(上記全集第8巻に拠る, 326ページ分)という, 二つの主著のテクスト・データ・ベースを完成した. (2)それら二著における用語索引のための〈インデクス・コンコルダンス〉の作成を(コンピュータ・レヴェルでは)完了した. (3)〈書簡〉を入力(ただし, 上記全集に拠るという初めの計画を変更, アダン・ミロー版『デカルト書簡集(全8巻)』に拠る, 合計2877ページ分), そのテクスト・データ・ベース作成のための基礎作業を終了した. 2.更に当初の企画外の成果として, ラテン語版の『方法序説, 附・屈折光学・気象学』(上記全集第6巻より, 204ページ分), 『ディネ師宛の公開弁駁書簡』(同第7巻より, 41ページ分), 『掲貼文書への覚え書』(同第8巻より, 29ページ分), 『思索私記』(同第10巻より, 37ページ分), をも入力した. 3.フランスの〈CNRS-LISH〉WY, 『三試論』のテクスト・データ・ベースを(上記の『省察』のそれと交換に)入手した. 4.以上のテクスト・データ・ベースは, 東京大学大型計算機センターにおいて, 『省察』のそれを手初めに, 逐次公開利用に供せられることになるはずで, 内外のデカルト哲学の研究者たちによるその活用が期待される. 5.本研究の研究成果は, 研究の性質からして, すべて磁気テープとフロピーとに保存されているわけであるが, 上記二つの〈インデクス〉のみを暫定的に出力して文書として編集し, これを以て研究成果報告書とする. なお, 『省察』の〈インデクス〉をコンピュータ・レヴェルで直接に利用した研究発表には, 次の三つのものがある(項目11, 参照)ことを, 言い添えておく.
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