研究課題/領域番号 |
60420042
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築設備・環境工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村上 周三 東大, 生産技術研究所, 教授 (40013180)
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研究分担者 |
持田 灯 東京大学, 生産技術研究所計測技術開発センター, 助手 (00183658)
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所第5部, 講師 (00142240)
出口 清孝 鹿児島大学, 工学部建築学科, 助教授 (30172117)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1986年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | クリーンルーム / 室内気流 / 可視化 / レーザー流速計 / 画像処理 / レーザー / 数値シミュレーション / 乱流 / レーザードップラー流速計 |
研究概要 |
1.レーザー可視化システムに関して:レーザー可視化装置を作成し、クリーンルーム内気流性状の詳細な可視化実験を行ない、数多くの可視化画像(スチール写真,ビデオ画像)を得ることに成功した。それらの画像と3次元数値シミュレーション結果とを比較検討し、両者の結果は気流の全体的様相のみならず、特徴的な領域(吹出口間の上昇流等)での微細な乱流構造までも良く一致することを確認した。このことから、数値シミュレーション結果の良否の検討資料としても有効であることが判った。 2.レーザー流速計に関して:レーザー・ドップラー流速計を用いて室内気流を測定する手法について多くの実験を行なった。その結果は平均風速に関しては他の風速計(例えば、タンデム型熱線風速計)と比較して良く一致しており、空間精度・時間分解能等の高さを考慮するとより高精度な測定結果が得られることがわかった。乱流統計量に関しては、乱流エネルギー・レイノルズ応力については妥当な測定結果が得られたが、渦動粘性係数等については良い結果が得られなかった。これは、速度勾配の計算方法等データの処理法に関して適当な手法が確立していないためでありこの点については今後の課題として残される。 3.画像処理に関して:レーザー可視化装置を用いて得られたビデオ画像を1コマずつ画像処理を行ないトレーサーの濃度分布図を作成した。これを時系列で並べることにより、従来非常に難かしいと考えられていた汚染質拡散機構の定量的把握が可能となった。
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