研究課題/領域番号 |
60440010
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
丹下 宗俊 神戸大学, 農学部, 教授 (40031158)
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研究分担者 |
西川 欣一 神戸大学, 農学部, 助教授 (10031171)
東 順三 神戸大学, 農学部, 教授 (90031210)
山口 禎 神戸大学, 農学部, 教授 (50031216)
上山 泰 神戸大学, 農学部附属農場, 教授 (10031204)
寺分 元一 神戸大学, 農学部, 教授 (40031207)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
23,200千円 (直接経費: 23,200千円)
1988年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1985年度: 16,500千円 (直接経費: 16,500千円)
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キーワード | 乾物生産 / 光合成 / 根粒菌 / 重窒素 / 炭素の動態 / 窒素の動態 / 光分成 / 窒素同化 / 転流 / 貯蔵器室 / 窒素代謝 / 炭素代謝 / 窒素固定 / 窒素利用効率 / 根粒形成 |
研究概要 |
本研究は水稲をはじめとして、その他のイネ科作物、マメ科作物、蔬菜類について、植物栄養成分の根幹をなしている窒素と、これと密接に関連して変動する炭素について、植物体と土壌間の動態を4年間にわたって追究したものである。主な研究結果の概要は以下の通りである。 1.水稲の水田条件下における窒素の動態:品種によって窒素の利用効率が異なることが明かとなった。また、水田条件下での土壌残留施肥窒素を追跡調査する場合、高atom%の^<15>Nを用いる必要性が認められた。 2.水稲の施肥時期別窒素の吸収と転流:追肥時期が早いほど乾物生産は高かったが、収量は低かった。また、追肥時期が遅いほど窒素の利用効率は高く、品種により利用効率が異なった。 3.水稲苗の素質と移植後の窒素の動態:苗の素質が異なると、移植後の窒素の吸収並びに他の器官から根への窒素の再転流量が異なることが明かとなった。 4.水稲苗の活着期における窒素と炭素の動態:移植後の窒素並びに炭素の動態は下位の葉身、葉鞘から上位の葉身及び根へ分配されることが明かとなった。 5.水稲の根圏域と窒素の利用効率:窒素利用率は根圏域が大きいほど高く、出穂期並びに成熟期の窒素利用率は追肥窒素に比べ、基肥窒素で高かった。 6.^<15>N分配量からみた異品種の株内相互作用:草型の異なる2品種混植では、根圏域の大きさによって各品種の窒素吸収率の割合は異なった。 さらに、イネ科、マメ科及び疏菜類を用い、窒素の動態に関する研究を10課題について行った。
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