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下顎運動の臨床的診断法

研究課題

研究課題/領域番号 60440089
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

長谷川 成男  医科歯科大, 歯学部, 講師 (70014074)

研究分担者 栗山 実  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90134725)
真柳 昭紘  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (90014167)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
キーワード下顎運動測定装置 / 下顎運動診断法 / セルスポットシステム / セルスポット・カメラ【II】型 / LED
研究概要

本研究計画の意図は、近年増加の傾向にある顎機能異常患者の診査、診療を目的とする患者の下顎運動の測定、解析にある。
我々は過去20数年来、主に正常者を対象とする下顎運動の測定、解析を行ってきたが、顎機能異常患者の多くが下顎運動に障害を示し、それが良く原因を表すとともに治療経過をも表していることを知見として得ている。
そこで、顎機能異常者の多くは痛みを持つこと、咬合の変化は極めて僅かでも顎口腔系に影響を及ぼすこと、そして日常臨床に適用することなどから、下顎運動測定に課された装置の仕様は三次元測定、非接触、高精度ということになる。
本研究計画を遂行するためにセルスポットカメラ【II】型は、下記の条件を満たしていることが必然的に要求される。
1)下顎運動は三次元運動であり、かつ下顎の運動に際しては上顎を含む頭部全体が動揺する。従って、下顎運動の測定にあたっては上下顎に設定する最低6点以上の運動を同時に測定することが必要となる。
2)下顎運動を含む顔面、頭部は複雑、微細な運動を示すので、生理的な運動を把握するためには下顎運動測定装置は非接触でなければならない。
3)下顎運動の結果である咬合は10μmの単位で顎口腔系に影響を及ぼすこと、特に咀嚼あるいはタッピング運動は極めて速い現象であり、下顎運動の測定にあたっては高速、高精度でのデータの取込みが要求される。
これらの条件を満足するとともに、従来のセルスポットシステムのソフトプログラムを我々の研究に基づいた下顎運動解析プログラムに修正すべく種々のソフトウェアの開発とカメラ系とセンサ系の歪み補正のプログラムの開発を行い、咬合器による運動の計測および被験者での計測に適用できるまでに発展させた。

報告書

(2件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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